写真

ソノラマ写真選書

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こんばんは、皆様、三頌亭です。たまたま、ブック○フでまとまってでてましたので、面白そうなものだけ買ってまいりました。昔々、学生の頃、新しいのが出るたびに良く見ていた写真叢書のひとつであります。

以前、沢渡朔の「ナディア」を紹介したことがありましたが、この写真選書では一番のお気にいりです。ただ、私は毎日新聞社から出た大判のスクウェアの写真集の方が好きです。内容はこちらの方が掲載作品数が多いです。
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/33676462.html

また他にも、川田喜久治「ルードヴィヒII世の城 」もモノクロフィルムに捉えられたバロックな内装デザインが記憶に残っております。
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/37783983.html

細江英公は以前、「薔薇刑」を紹介したことがありましね。本音を言うとこの人の写真もう一つのところで好きになれないところがありまして・・・(笑)。この選書では作品集「抱擁」が収録されています。
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/25858797.html

さて、荒木経惟「わが愛、陽子」はこの選書のキキメになってしまってます。荒木経惟の代表作のひとつ。自然主義的私小説風の写真と言ったらいいのでしょうか?。このあたり好き嫌いが分かれるところではありますが・・・皆様はいかがでしょう?。

カール・ヴァン・ヴェクテンの写真集

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こんばんは三頌亭です。カール・ヴァン・ヴェクテンを知ったのはどちらかというと作家としての方が先なのですが、一般的な知名度というと写真家としてのほうが高いようです。とはいうものの日本ではまだまとまった写真の紹介がなされたことはありません。「ピーター・ウィッフル」や「盲のキューピット」の作者があのカポーティのポートレイトを撮影した人と同一人物だと気がつくのに結構かかってしまいました(笑)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%86%E3%83%B3

マン・レイではありませんが、「写真は芸術ではない」・・けれども例外は「ポートレイト」だと思い込んでいる三頌亭です。何故かといわれると困るのですが・・・(笑)。カール・ヴァン・ヴェクテンの写真はネットを使えばけっこうたくさん見られます。以前と違って最近では古書カタログなどにもサイン入りのオリジナルプリントが時々載るようになりました。日本でも適当な写真集が出てもいい時期になっているのかもしれません。

イジス写真集より

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久しぶりの表紙の更新です。もうたいしたものも残っていないのでイジス写真集より自分の好きなショットをアップします。原本の印刷はヘリオグラヴュールです。

ペレ、アラゴン、マン・レイ「1929」

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たまにはこちらのフォルダも更新しましょう。といってもそろそろネタが尽きつつありますが・・(笑)。ネット上では日本語での紹介は全く無いようなので取り上げます。パンジャマン・ペレとルイ・アラゴン合作のエロティック詩集「1929」です。四季それぞれの詩がひとつづつにマン・レイの写真(フォトグラビュール)が1枚づつついています。この詩集は限定215部で地下出版されました。シュールレアリスム関連の本としては非常に稀少です。現在は写真のように復刻版が出ていてアマゾンでも買うことが出来ます。

この本の出版経緯はこんな感じです。アラゴンが普通のエロティックな詩を作って、マン・レイにイラストを考えてもらって出版しようとしていました。それを聞いたマン・レイが持ってきたのは当時愛人だったキキと自分の写真でした。それを載せて出版したのがこの詩集です。マン・レイや彼のモデルだった「モンパルナスのキキ」については下記を参照してください。
マン・レイ「アングルのヴァイオリン」
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/f_040403.htm
アリス・プラン(モンパルナスのキキ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3

問題は実はマンレイの写真の方なのです。クリスティーズの解説によれば「悪名高きシュールレアリスム本」といわれているらしいです。私は単に有名人のエロ写真だと思いますが・・(笑)。キキとマン・レイがモデルを務めたということで話題性はありますが・・。アンフォールにはふさわしい話題かとは思います(笑)。

追記:さすがにアップしずらい画像なので下記にリンクを書いておきます。嫌な方はご覧にならないようにお願いいたします。
http://fotolios.blogspot.com/2007/08/man-ray-1929.html

クロード・アレクサンドル「闇の階梯(仮題)」

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三頌亭アンフォール久方ぶりの更新です。オペラ座のバレエダンサー・ピエトラガラを撮った女性カメラマン・クロード・アレクサンドルの出世作・「闇の階梯」(ドノエル社:1988)を紹介いたしましょう。「ピエトラガラ写真集」については下記をどうぞ。
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/32471654.html
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/32877233.html

ピエール・ブールジャド(Pierre Bourgeade)が紹介した写真家は大変特異な方ばかりでモリニエ、イオネスコ、マッケローニとどれも通常のアートの感覚からはかなりシフトした現代的な美意識に支えられたものばかりでした。そのなかで最も若い写真家がクロード・アレクサンドルでした。「闇の階梯」はブールジャドが文章を書き、アレクサンドルの写真に添えてある合作の写真集です。精神性の高い優れた内容だと私は思うのですが、世間的にはSM写真集のひとつという認識なのでしょう(^^;)。

日本でもアレクサンドルの写真をまとめた写真集がトレヴィルから出版されましたが、今は絶版です(古書ではまだよくあります)。この記事を見て興味が湧いた方はこの2冊をお薦めしておきます(いないって(笑))。「闇の階梯」はぜひブールジャドの文章を翻訳して出版して欲しい所ですが、日本では無理なプレートが2,3あって出版する所がないのでしょう。ショッキング度合いではトレヴィルの写真集のほうが強烈ですが・・。

追記:表紙だけをお示ししておきます。中の写真についてはまたトップから流れた時に追加しましょう。
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