こんばんは、皆様、三頌亭です。また特に何もないので音楽のお話を・・・(^^;)。昔々・・・70年代後半のころでした。年末年始の個人的行事がNHK-FMで放送するバイロイト音楽祭を録音することでしたw。これが連日でトータル13時間くらいでしょうか?。なぜこんなことをしたかといえば・・・当時はワーグナーの「リング」全曲盤というとショルティ指揮のものくらいで高校生の小遣いではちょっときついお値段だったからですw。いまにして思えばすごくゴージャスな企画だったなあとよくお思います。
ところで私が録音し始めた年はフランス人チームにバトンが渡った年でしかも当時一番とんがっていたピエール・ブーレーズが指揮をした期間とぴったり重なっていましたw。案の定というか初年度のブーレーズの指揮(シェローの演出も)は物議をかもしてブーイングの嵐でした。しかし最後の年(1980)には1時間半に及ぶ大喝采で幕を閉じることになります。というわけでいままで三頌亭が一番何度も聞いたワーグナーの「リング」がブーレーズ指揮の録音なのです。幸いなことに1980年のバイロイト音楽祭の映像がすべて残されていて見ることが出来ます。演出も今から見ると少しモダンな程度だと思うのですが、当時は衝撃だったようです。
(因みにバイロイトは夏の行事です。日本で聞けるまで半年かかっていましたw)
DVD紹介
ワーグナー:楽劇『ニーベルングの指環』全曲
ブーレーズ指揮バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団、ほか
演劇界で活躍していた演出家パトリス・シェロー[1944- ]が、《リング》のバイロイト初演100周年記念公演の演出をまかされたのは1976年のこと。指揮者はピエール・ブーレーズということで、フランス人による斬新な《リング》が誕生することになるわけですが、舞台設定を産業革命の時代に置くなど、理にかなった視点の斬新さは数年のうちに観客から絶賛をもって迎えられるようになります。明晰な論理、明確なドラマトゥルギーの実体化は、観念論的精神論の総本山(?)であるバイロイトにあっても、強い輝きを放ったということでしょう。ワーグナー上演史に残る優れた舞台の貴重な記録です。 DVDに収録されたのは1980年の公演で、細部まで熟したシェロー演出とブーレーズの音楽がとても魅力的。
「ラインの黄金」
D.マッキンタイア(Wotan)、H.ツェドニク(Loge)、H.ベヒト(Alberch)
O.ヴェンケル(Erda)、M.サルミネン(Fasolt)、H.ヒューブナー(Fafner)
S.イェルサレム(Froh)、C.レッペル(Freia)、H.シュヴァルツ(Fricka)
「ヴァルキューレ」
P.ホフマン(Siegmund)、J.アルトマイア(Sieglinde)、M.サルミネン(Hunding)
D.マッキンタイア(Wotan)、G.ジョーンズ(Brunnhilde)
「ジークフリート」
M.ユング(Siegfried)、H.ツェドニク(Mime)、D.マッキンタイア(Wotan)
O.ヴェンケル(Erda)、H.ヒューブナー(Fafner)、G.ジョーンズ(Brunnhilde)
「神々の黄昏」
M.ユング(Siegfried)、G.ジョーンズ(Brunnhilde)、F.マツーラ(Gunther)
H.ベヒト(Alberch)、H.ヒューブナー(Hagen)、J.アルトマイア(Gutrune)
youtube
Wagner - Der Ring Des Nibelungen: Das Rheingold [Boulez]
https://www.youtube.com/watch?v=3ZP-yXsNV2E
Wagner - Der Ring Des Nibelungen: Die Walkure [Act III; Boulez]
https://www.youtube.com/watch?v=SfcEfYN6PjU
Wagner - Der Ring Des Nibelungen: Siegfried [Act I/II; Boulez]
https://www.youtube.com/watch?v=7Y2-aiKrvAw
Wagner - Der Ring Des Nibelungen: Siegfried [Act III; Boulez]
https://www.youtube.com/watch?v=uOjBYl7l1qw
Wagner - Der Ring Des Nibelungen: Gotterdammerung [Prologue/Act I; Boulez]
https://www.youtube.com/watch?v=ifPEx6rAFFs
Wagner - Der Ring Des Nibelungen: Gotterdammerung [Act II/III; Boulez]
https://www.youtube.com/watch?v=--8oJoiM9_k
1976年のメイキング映像
https://www.youtube.com/watch?v=TRyAcbkHNRY
ところで私が録音し始めた年はフランス人チームにバトンが渡った年でしかも当時一番とんがっていたピエール・ブーレーズが指揮をした期間とぴったり重なっていましたw。案の定というか初年度のブーレーズの指揮(シェローの演出も)は物議をかもしてブーイングの嵐でした。しかし最後の年(1980)には1時間半に及ぶ大喝采で幕を閉じることになります。というわけでいままで三頌亭が一番何度も聞いたワーグナーの「リング」がブーレーズ指揮の録音なのです。幸いなことに1980年のバイロイト音楽祭の映像がすべて残されていて見ることが出来ます。演出も今から見ると少しモダンな程度だと思うのですが、当時は衝撃だったようです。
(因みにバイロイトは夏の行事です。日本で聞けるまで半年かかっていましたw)
DVD紹介
ワーグナー:楽劇『ニーベルングの指環』全曲
ブーレーズ指揮バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団、ほか
演劇界で活躍していた演出家パトリス・シェロー[1944- ]が、《リング》のバイロイト初演100周年記念公演の演出をまかされたのは1976年のこと。指揮者はピエール・ブーレーズということで、フランス人による斬新な《リング》が誕生することになるわけですが、舞台設定を産業革命の時代に置くなど、理にかなった視点の斬新さは数年のうちに観客から絶賛をもって迎えられるようになります。明晰な論理、明確なドラマトゥルギーの実体化は、観念論的精神論の総本山(?)であるバイロイトにあっても、強い輝きを放ったということでしょう。ワーグナー上演史に残る優れた舞台の貴重な記録です。 DVDに収録されたのは1980年の公演で、細部まで熟したシェロー演出とブーレーズの音楽がとても魅力的。
「ラインの黄金」
D.マッキンタイア(Wotan)、H.ツェドニク(Loge)、H.ベヒト(Alberch)
O.ヴェンケル(Erda)、M.サルミネン(Fasolt)、H.ヒューブナー(Fafner)
S.イェルサレム(Froh)、C.レッペル(Freia)、H.シュヴァルツ(Fricka)
「ヴァルキューレ」
P.ホフマン(Siegmund)、J.アルトマイア(Sieglinde)、M.サルミネン(Hunding)
D.マッキンタイア(Wotan)、G.ジョーンズ(Brunnhilde)
「ジークフリート」
M.ユング(Siegfried)、H.ツェドニク(Mime)、D.マッキンタイア(Wotan)
O.ヴェンケル(Erda)、H.ヒューブナー(Fafner)、G.ジョーンズ(Brunnhilde)
「神々の黄昏」
M.ユング(Siegfried)、G.ジョーンズ(Brunnhilde)、F.マツーラ(Gunther)
H.ベヒト(Alberch)、H.ヒューブナー(Hagen)、J.アルトマイア(Gutrune)
youtube
Wagner - Der Ring Des Nibelungen: Das Rheingold [Boulez]
https://www.youtube.com/watch?v=3ZP-yXsNV2E
Wagner - Der Ring Des Nibelungen: Die Walkure [Act III; Boulez]
https://www.youtube.com/watch?v=SfcEfYN6PjU
Wagner - Der Ring Des Nibelungen: Siegfried [Act I/II; Boulez]
https://www.youtube.com/watch?v=7Y2-aiKrvAw
Wagner - Der Ring Des Nibelungen: Siegfried [Act III; Boulez]
https://www.youtube.com/watch?v=uOjBYl7l1qw
Wagner - Der Ring Des Nibelungen: Gotterdammerung [Prologue/Act I; Boulez]
https://www.youtube.com/watch?v=ifPEx6rAFFs
Wagner - Der Ring Des Nibelungen: Gotterdammerung [Act II/III; Boulez]
https://www.youtube.com/watch?v=--8oJoiM9_k
1976年のメイキング映像
https://www.youtube.com/watch?v=TRyAcbkHNRY