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こんばんは、きょうはいつもとは毛色の違う話題を。。フェルマー予想がアンドリュー・ワイルズによって解決されてからいろんなノンフィクションが出ましたが、あらためて思うのはいかにも総力戦といえる問題解決だったのだなあということです。数学上の難問は数あれど、中学生にも説明できてこれほど解決の難しい問題はもう2度とでないでしょう。最近解決されたポアンカレ予想とか、あるいはリーマン予想とかになりますとどういう問題かを説明するだけでわからなくなってしまう人がほとんどでしょう。そういう意味では稀有の問題でした。

フェルマー予想というのは最終的にアンドリュー・ワイルズが証明したのですが、それに至る道には数多くの数学者の理論やアイディアがあってのことでそれらの道具を自在に使い切ってはじめて可能になった証明です。もちろんそのなかには日本人の上げた業績も重要な役割をしています。谷山・志村予想というのがワイルズの証明では最重要な問題だったのですがこれをワイルズが証明してしまい、その副産物としてフェルマー予想が証明されるという少しややこしいことになっているそうです。このあたりは素人には計りがたいことでありまして、そうなんだということしかわからないのではありますが・・(笑)。そのほかフェルマー予想が解かれるまでのお話には普段あまり縁のない数学者達の人間模様がありまして興味は色々と尽きません。

また余り騒がれなかったのでありますが、ポアンカレ予想を解決したグリゴリー・ペレルマンというロシアのの数学者も大変ミステリアスな人物です。人知れず見晴かす高峰を踏破して平然としている様はなんともいえない人物ですね。

フェルマーの最終定理
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%9C%80%E7%B5%82%E5%AE%9A%E7%90%86
TVドキュメント「フェルマーの最終定理」
http://www.youtube.com/watch?v=9hMDquJ9UrQ
http://www.youtube.com/watch?v=kNbrbpT8Fqs
http://www.youtube.com/watch?v=8eqKcXBF1WE
http://www.youtube.com/watch?v=a3TDjEpqjGU