2018年09月

鮎川哲也「白の恐怖 (光文社文庫)」エドワード・ルーカス・ホワイト「ルクンドオ (ナイトランド叢書)」

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こんばんは、皆様、三頌亭です。以前、論創社「鮎川哲也探偵小説選」を紹介したときに話題にした「白の恐怖」が文庫になりました。未完の長編「白樺荘事件」のオリジナルバージョンです。これで鮎川哲也の長編でいま読むことができないものはなくなったんじゃないかと思います。まあ出来のほうは言わずもがな。熱心なファン方のみお読みください(笑)。出版としての意味はあると思ってます。

次はこれも以前ご紹介いたしましたナイトランド叢書のホワイト「ルクンドオ」であります収録作品は以下の通りとなっております。

収録作 ;「ルクンドオ」「フローキの魔剣」「ピクチャーパズル」「鼻面」「アルファンデガ通り四十九A」「千里眼師ヴァーガスの石板」「アーミナ」「豚革の銃帯」「夢魔の家」「邪術の島」
収録作品の大半は英文テキストがフリーで読むことができます。唯一「フローキの魔剣」が見当たりませんね。ヒロイック・ファンタジーの原形のような面白い短編でよくできた作品だと思います。珍しい出版なのでいかがでしょうか?

照準器(revi c12d:ツァイス・イエナ)

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こんばんは、皆様、三頌亭です。大した話題ではないのですが・・・昔、見た松本零士原作のアニメに「わが青春のアルカディア」(あんまり当たらなかったw)という作品があってその中にメッサーシュミットMe109についていた射爆照準器が出てきます。以前からあれはどこの製品なんだろうと思っていました。おそらくツァイス製だろう思ってはいましたが、よく調べたことはありませんでした。イエナ・ツァイス製(ドレスデンで作られてます)らしく、revi c12dという型式だということです。光像式といって光るゲージがガラス板に浮かび上がる仕組みになっております。ところでネットで調べると日本の零戦に搭載されていた98式の射爆照準器はrevi c12のシュタインハイル製品をまねて作られているそうです。レンズメーカーのoemの関係がよくわからなかったりします・・・(^^;)。

使い方など
http://gunsight.jp/b/1/Gunsight.htm

佐藤次男「幻の潜水空母」&高木晃治「伊四〇〇と晴嵐 全記録」

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こんばんは、皆様、三頌亭です。また、アップしたままになって申し訳ありません(^^;)。以前、ジョン・J・ゲヘーガン「伊四〇〇型潜水艦 最後の航跡」という本を紹介したことがあったと思います。その話題での追加の書籍ということで、2冊をお持ちいたしました。どちらも基本図書といえるような内容になっています。因みに「伊四〇〇型潜水艦 最後の航跡」は現在、文庫になって読みやすくなっております(^^)。

さて、まずは佐藤次男「幻の潜水空母」ですが、非常に簡潔に書かれたノンフィクションで、伊四〇〇型潜水艦の建造から終戦時におけるその運命までを当時知りうる限りの資料と取材にもとづいて書かれた好著であります。この潜水艦について概略を知るためにはこの本が最も良いと三頌亭は考えています。

次は以前学研から出た高木晃治「伊四〇〇と晴嵐 全記録」の増補改訂版です。日米両国の著者によって伊四〇〇の建造からその最後までが詳述されております。いろんな意味で伊四〇〇潜水艦について書かれたものの中では決定版といえる内容になっています。特に米軍に接収されてから、ハワイ沖に沈められるまでがアメリカの著者によって詳しく書かれております。アップしたページには三陸沖で武装解除直後の交渉時の日下敏夫艦長の写真が掲載されております。(珍しい報道写真?なので載せておきます)

「伊四〇〇と晴嵐 全記録」元版
http://pdf.to/bookinfo/i-400-japans-secret-aircraft-carrying-strike-submarine-objective-panama-canal.pdf/
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