こんばんは,皆様,三頌亭です。今日は過去読んだ残りのデイリー・キングから2冊「空のオベリスト」と「タラント氏の事件簿」です。まずはオベリスト3部作の最後「空のオベリスト」から行ってみましょう。
題からも分るとおり飛行機の中での不可能状況&ストーリーとなっております。以前、オベリスト3部作の中では一番出来栄えがいいと申しましたが、正確に言うと怪作(笑)でございます。物語が始まって約半分くらいのところで思いっきりなネタバレが1発入っております。ちょっと「おいおい、ソレはないだろう(^^;)」的な代物です。トリック自体は理路整然非常にシンプルなものです。そのほか、ラストのエピローグが裏話満載で、「ヘナヘナ」(^^;)になってしまいます。まあいろいろあるのですが妙なユーモアがつっぱしっていて全体的には面白い作品でした。
次は短編集「タラント氏の事件簿」です。収録内容は次の八篇です。ちなみにデイリー・キングの作品は戦前の新青年などにかなり翻訳が掲載されておりまして、本邦初訳のものは2篇だけとなっております。
「古写本の呪い」
「現われる幽霊」
「釘と鎮魂曲」
「第四の拷問」
「首無しの恐怖」
「消えた竪琴」
「三つ眼が通る」
「最後の取引」
本格推理の短編集とすればかなりトンデモなものが多くて変わってます。三頌亭のお気に入りは「第四の拷問」(旧訳:『憂愁』四号艇)と「首無しの恐怖」です。「第四の拷問」は初めは本格推理、ラストはホラーというかなりのバカ作(^^;)で面白いです。「首無しの恐怖」はこのプロットでキングあたりに書かせれば面白いものが書けるんじゃないかと思わせるサイコホラー作品。舞台もアメリカらしくてデイリー・キングがアメリカ出身の作家だとよくわかる作品です。以上、2点興味がありましたらいかがでしょうか?
追記:「鉄路のオベリスト」を探しておりましたら、パット・マガ―の写真が載っておりましたのでアップしておきます。案外珍しいのじゃないかと思います。
題からも分るとおり飛行機の中での不可能状況&ストーリーとなっております。以前、オベリスト3部作の中では一番出来栄えがいいと申しましたが、正確に言うと怪作(笑)でございます。物語が始まって約半分くらいのところで思いっきりなネタバレが1発入っております。ちょっと「おいおい、ソレはないだろう(^^;)」的な代物です。トリック自体は理路整然非常にシンプルなものです。そのほか、ラストのエピローグが裏話満載で、「ヘナヘナ」(^^;)になってしまいます。まあいろいろあるのですが妙なユーモアがつっぱしっていて全体的には面白い作品でした。
次は短編集「タラント氏の事件簿」です。収録内容は次の八篇です。ちなみにデイリー・キングの作品は戦前の新青年などにかなり翻訳が掲載されておりまして、本邦初訳のものは2篇だけとなっております。
「古写本の呪い」
「現われる幽霊」
「釘と鎮魂曲」
「第四の拷問」
「首無しの恐怖」
「消えた竪琴」
「三つ眼が通る」
「最後の取引」
本格推理の短編集とすればかなりトンデモなものが多くて変わってます。三頌亭のお気に入りは「第四の拷問」(旧訳:『憂愁』四号艇)と「首無しの恐怖」です。「第四の拷問」は初めは本格推理、ラストはホラーというかなりのバカ作(^^;)で面白いです。「首無しの恐怖」はこのプロットでキングあたりに書かせれば面白いものが書けるんじゃないかと思わせるサイコホラー作品。舞台もアメリカらしくてデイリー・キングがアメリカ出身の作家だとよくわかる作品です。以上、2点興味がありましたらいかがでしょうか?
追記:「鉄路のオベリスト」を探しておりましたら、パット・マガ―の写真が載っておりましたのでアップしておきます。案外珍しいのじゃないかと思います。