2015年07月

King Crimson「Epitaph」

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こんばんは、皆様、三頌亭です。久しぶりの音楽館ですが、懐メロです(笑)。実は読んだ本の話題などもたくさんあるのですが、写真を撮っておりませんのでこのあたりでお茶を濁そうという企画ですね(笑)。

やたら音質のいいのを見つけたので・・、多分オリジナルのスタジオ録音じゃないですねえ。
Epitaph
https://www.youtube.com/watch?v=WWtOz7GVxJM
久々に聞くと、ジョン・ウェットンの声に泣けますねえ~。「レッド」のB面の曲です。
Fallen Angel
http://www.nicozon.net/watch/nm6557999

ジョン・ブラックバーン「壊れた偶像」&「眉村卓コレクションⅢ・夕焼けの回転木馬」

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こんばんは、皆様、三頌亭です。ブログのマイページをみておりますと最近アクセス解析という機能が追加されておりまして、ためしにどのようなキイ・ワードでここにいらっしゃってるかを見てみました。少女漫画系のものは仕方がないとしても、皆さん結構思いもよらないものでやってきているのでびっくりしてしまいました。殆どコメントのなかったようなマイナーな話題ですね。入手時の便宜をはかるためできる限り写真を入れるようにしたのですが、参考になっていればブログ主としても大変うれしいです。

ところでこの前、ブラックバーンの紹介をいたしましたので邦訳のあるものを出しておきましょう。「壊れた偶像」です。帯に書いてある通り警察小説としてのカラーが強い作品です。実を言うと読んだ時は他の作品に比べてもう一つだったので出しておりませんでした。オカルトスリラーとしては少しインパクトが薄いかもしれませんが、ミステリーとしては少し楽しめるかもしれません。お読みになりたい方はどうぞ、まだ新刊で在庫があるみたいです(笑)。

次は最近の重点項目(笑)、1980年代の眉村卓作品です。なんだかんだでやっと「消滅の光輪」あたりまでの眉村作品をだいたい読んでしまいました。レビューをもっと書いてもいいのかもしれませんが、まだ読んでそのままになっているものが多いです。ところで「眉村卓コレクション掘ν湿討韻硫鹽礁敘蓮廚任垢、作者得意の非常に不思議なパラレルワールドものです。「ぬばたまの・・・」より自伝的内容の濃い作品になっております。2人の人物の戦前から現在(1970年代)がさまざまに交錯して、分岐していくパラレルワールドに作者は何を思うのか、そのあたりが読みどころではあるのでしょう。なかなかの傑作です。ご興味の方はいかがでしょう?。

ブラックバーン・リバイバル

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こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は以前何度か紹介した作家ジョン・ブラックバーンのお話です。カンサスにバランコート・ブックスというリプリント専門の出版社があるのですが、ここが最近、ブラックバーンの著作を次々再版していっております。以前、論創社の「闇に葬れ」を紹介した時にはには古書があまり出てなくて、あってもえらく微妙な値段だったのでですが、これでブラックバーンの著作をすべて読むことができるようになってうれしい限りです。

さて、今回入手した「The face of the lion」(獅子の顔)ですが、「リマから来た男」でも活躍する細菌学者マーカス・レヴィン卿とその妻というシリーズもののひとつであります。イントロは国際謀略小説のようなネタをブっ込んできてるんですが、感染するとライオンの顔のようになるという奇異な疫病(手塚治虫の「きりひと賛歌」みたいな)のパンデミックをいかに食い止めるかというところにストーリーの焦点が絞られてゆきます。

解説でグレッグ・バーという人が述べておりますが、ブラックバーンのこの作品はデニス・ホイートリーの影響が顕著であります。そういえばホイートリーの「続・黒魔団」はゾンビを扱った初めての大衆小説でありました。当然、ロメロより早くでしたが、いまとなってはほとんど忘れられております。ブラックバーンのこの作品はかの有名なゾンビ映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』とその後をつなぐミッシングリンクのひとつだとグレッグ・バー氏は主張しております。

今後、これらの出版によって邦訳が増えることを楽しみにしています。
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