こんばんは、皆様、三頌亭です。今日はヘレン・マクロイの新しい翻訳を紹介いたします。思えばブログではじめて「暗い鏡の中に」を紹介したのは8年近く前のお話です。その時はマクロイの作品のほとんどか新刊では読めない状態でした。現在はその著作のうちに半分とまでは言いませんが、かなりの量が日本語で読めることとなり、大変うれしいことです。
さて今回の「逃げる幻」ですが、戦後すぐに発表された作品でナチズムを事件のキイワードしているあたり時代を感じさせてくれます。アルフレート・ローゼンベルグのようなナチのイデオローグとなった哲学者をめぐって起こる殺人事件が本作のテーマです。マクロイはヒトラーユーゲントをモデルにしたのかもしれませんが、そのような時代背景あっての殺人事件の描写がが面白いです。今まで紹介されたマクロイ作品のなかでは佳作といったところの三頌亭の評価です(笑)。
さて今回の「逃げる幻」ですが、戦後すぐに発表された作品でナチズムを事件のキイワードしているあたり時代を感じさせてくれます。アルフレート・ローゼンベルグのようなナチのイデオローグとなった哲学者をめぐって起こる殺人事件が本作のテーマです。マクロイはヒトラーユーゲントをモデルにしたのかもしれませんが、そのような時代背景あっての殺人事件の描写がが面白いです。今まで紹介されたマクロイ作品のなかでは佳作といったところの三頌亭の評価です(笑)。