こんばんは、皆様、三頌亭です。今回も最近読んだものから・・・福澤徹三「怪談実話・黒い百物語 叫び」です。怪談プロパーの方は最近だいぶ増えてはきたのですが、そのなかでは一番文章の気に入っている人です。書き手をあまり意識させないというか、岡本綺堂ほどではないにせよ非常にすっきりした文章を書く人ですね。表題のルポタージュ?は雑誌「幽」に連載だった「続・怪を訊く日々」をまとめて新しい収録作品を加えたものです。それほど怖くはないのですが不思議なお話の数々を楽しむことができると思います。
因みに中公文庫から岡本綺堂読物選集(青蛙房)のうちの4冊が復刻になっておりまして、こちらのほうも興味がおありの方に推薦しておきましょう。他に気にかかる出版としては新聞連載を復刻した都新聞版の「大菩薩峠」が出ているのですが、コストの関係でまだ手が出てないです。作品社の2巻本の岡本綺堂探偵小説全集も同じです。また、去年から読んだ堀辰雄全集に気を良くして中原中也全集を読んでみようかなどと思っているところです。さらに翻訳で気にかかるのはリリアン デ・ラ・トアの「探偵サミュエル・ジョンソン博士」(論創海外ミステリ)などがあります。いろいろあるのですがなかなか思うにまかせない昨今ではあります(笑)。
因みに中公文庫から岡本綺堂読物選集(青蛙房)のうちの4冊が復刻になっておりまして、こちらのほうも興味がおありの方に推薦しておきましょう。他に気にかかる出版としては新聞連載を復刻した都新聞版の「大菩薩峠」が出ているのですが、コストの関係でまだ手が出てないです。作品社の2巻本の岡本綺堂探偵小説全集も同じです。また、去年から読んだ堀辰雄全集に気を良くして中原中也全集を読んでみようかなどと思っているところです。さらに翻訳で気にかかるのはリリアン デ・ラ・トアの「探偵サミュエル・ジョンソン博士」(論創海外ミステリ)などがあります。いろいろあるのですがなかなか思うにまかせない昨今ではあります(笑)。