こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は新刊です。「ゴーメンガースト」に挟まっていた予告を見たら載っていたのででないうちにと思っていたのですが、土曜日に書店へ寄ったらすでに出てましたので少しカンニングしてきました(笑)。
怪奇文学大山脈〈I〉 西洋近代名作選 19世紀再興篇 - 荒俣宏 編
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488010201
英米独仏露といろんな言語圏から選ばれたアンソロジーですが、従来のものとは収録内容が異なりユニークです。とりあえず、予告にあった2編を先にウェブで読んでみました。
Richard Marsh「The mask」(仮面)
http://frankzumbach.wordpress.com/2013/12/13/richard-marsh-the-mask-1/
まずは、あまり知られない世紀末の大衆作家・リチャード・マーシュの短編です。これ戦前に翻訳「不思議な女」があるのですね・・・単純にこのことに驚きました(笑)。ミステリ趣向の怪奇小説ですが、このタイプのものの嚆矢ではないでしょうか?あんまり説明しているとネタばれしそうなんでこのくらいにしておきますが・・・。テーマは極めて現代的です。
Clemence Housman「The Were-Wolf」(人狼)
http://www.gutenberg.org/files/13131/13131-h/13131-h.htm
狼男ならぬ狼女をテーマにした中篇怪奇小説。最近別の出版社でも翻訳が出ましたのでお読みの方もあるかもしれません。非常に寓話的でいろんな解釈が考えられると思います。ラストなんかもかなりお座なりなのですが、不思議に魅かれる作品です。女流作家クレメンス・ハウスマンの作品ですが、挿絵は有名なローレンス・ハウスマンで姉弟の合作本となっております。
因みに解説が大変力作で肖像写真を含め、それぞれの作家の大変よくできた読書案内となっております。大変古い日本の翻訳も丁寧に調べられておりましてびっくりいたしました(笑)。この方面にご興味の方はぜひ一読をお勧めいたします。
怪奇文学大山脈〈I〉 西洋近代名作選 19世紀再興篇 - 荒俣宏 編
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488010201
英米独仏露といろんな言語圏から選ばれたアンソロジーですが、従来のものとは収録内容が異なりユニークです。とりあえず、予告にあった2編を先にウェブで読んでみました。
Richard Marsh「The mask」(仮面)
http://frankzumbach.wordpress.com/2013/12/13/richard-marsh-the-mask-1/
まずは、あまり知られない世紀末の大衆作家・リチャード・マーシュの短編です。これ戦前に翻訳「不思議な女」があるのですね・・・単純にこのことに驚きました(笑)。ミステリ趣向の怪奇小説ですが、このタイプのものの嚆矢ではないでしょうか?あんまり説明しているとネタばれしそうなんでこのくらいにしておきますが・・・。テーマは極めて現代的です。
Clemence Housman「The Were-Wolf」(人狼)
http://www.gutenberg.org/files/13131/13131-h/13131-h.htm
狼男ならぬ狼女をテーマにした中篇怪奇小説。最近別の出版社でも翻訳が出ましたのでお読みの方もあるかもしれません。非常に寓話的でいろんな解釈が考えられると思います。ラストなんかもかなりお座なりなのですが、不思議に魅かれる作品です。女流作家クレメンス・ハウスマンの作品ですが、挿絵は有名なローレンス・ハウスマンで姉弟の合作本となっております。
因みに解説が大変力作で肖像写真を含め、それぞれの作家の大変よくできた読書案内となっております。大変古い日本の翻訳も丁寧に調べられておりましてびっくりいたしました(笑)。この方面にご興味の方はぜひ一読をお勧めいたします。