
さて、ラルボーの「仇ごころ」ですが、下世話に簡単にストーリーを説明すると・・・浮気性の小金持ちの男が未亡人とその娘さんの両方に手を出すのですが、娘さんのほうがすごくその気になってしまって・・・というお話です(笑)。前半は男の心理が、後半はどちらかというと娘さんの心理が描かれます。なんとなくですがラルボーの「フェルミナ・マルケス」と雰囲気が似ている気がします。ラルボー作品でよく言われる「内的独白」部分は比較的少なく見える作品です。非常に都会的な雰囲気がよく描けていて、貧乏が後ろに迫ってくるストーリーの割にはしみったれたところのない作品なので思ったよりは頁の進む本でした。















