こんばんは、皆様、三頌亭です。こちらのフォルダ久々の更新です。ちょうど今日あたりこちらのほうは花見でにぎわっていたことでしょう。沿岸部の道路を車で走るとフェンスのポストによく止まっている鳥がいます。最近まで気が付かなかったのですがイソヒヨドリというツグミ科の野鳥です。かなり目立つ色合いの鳥ですので一度見たら忘れないと思います。ただし雌の方は茶色なのでそれほど派手ではないです(笑)。ちょっと調べたらイソヒヨドリの専門サイトまであるので驚いてしまいました。写真はwikiから拝借したイソヒヨドリ♂の写真です。
2013年03月
こんばんは、皆様、三頌亭アニメ館です。お久しぶりでございます。実は見たものはたくさんあるのですがなかなか記事にしにくいものですからさぼっておりました(笑)。今日は最近終了した2作品を紹介いたします。「踊る大捜査線」の本広克行監督入魂のアニメ・・・です(笑)。近未来SFですが、基本は警察ものです。初めの内はシビュラシステムというその着想に感心したものでしたが、最後ややしりすぼみになってしまって少し残念でした。でもまあまあ面白いですよ!。
次はロボコン・アニメということで飛びついたのですが、実はお話がとんでもない方向に・・・(笑)。個人的には「サイコパス」よりこっちの方がツボでした。種子島観光の予備知識にどうぞ!。割合溌剌としたところがあって視聴した後の感じは悪くないアニメでした。お薦めです(笑)。
次はロボコン・アニメということで飛びついたのですが、実はお話がとんでもない方向に・・・(笑)。個人的には「サイコパス」よりこっちの方がツボでした。種子島観光の予備知識にどうぞ!。割合溌剌としたところがあって視聴した後の感じは悪くないアニメでした。お薦めです(笑)。
こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は新刊2種をご紹介いたします。といっても・・・何度も記事にした作家さんなのであまり目新しいことはないのですが、興味のある出版だと思います。まずは出版芸術社の「皆川博子コレクション」ですが第1巻が配本になってます。長編の「ライダーは闇に消えた」などはお読みになった方が少ないのではないかと思います。70年代中心の傑作集ですが、どちらかというと「トマトゲーム」あたりの作風を思い浮かべていただければよろしいかと思います。「アルカディアの夏」とかは三頌亭の好きな作品ですが、今回のコレクションには収録されないのでしょうか?。最近新刊も色々出版されている皆川さんですが、肝心の代表的な短篇作品の方が今まだ読めない状況でそちらの方の解消もお願いしたいものです。
つぎは創元文庫で配本が始まっている「大坪砂男全集2 天狗」です。収録作品は下記の通りですが、全集に未収録だった作品はさすがに少ない状況です。今回初めて読んだ「真珠橋」などはよかった時の大坪作品を感じさせてくれる面白い短編作品です。薔薇十字社もしくは出帆社版の全集をお読みでない方はいちど覗いて見られるのも一興かと思います。
余談ですが巻末エッセイ=皆川博子さんとなってます。案外とつながらないイメージがあったのですがお読みなのですね!
「大坪砂男全集2 天狗」:出版社紹介
数多ある短篇のなかでも群を抜いた奇想を誇る「天狗」を表題とする本書は、大坪の本領ともいうべき代表作を取り揃えた〈奇想篇〉と、単行本未収録作や変名で書かれた新発見作を含む〈時代篇〉を収めた。また、「天狗」と「密偵の顔」はそれぞれ初稿版と異稿版も併載する。佐藤春夫に師事し、都筑道夫の第一の師でもあった著者の才気が凝縮した全集第二巻。編者解題=日下三蔵/巻末エッセイ=皆川博子
第一部 奇想篇
「天狗」
「盲妹(もんまい)」
「虚影」
「花束(ブーケ)」
「ひげの美について」(「ひげ」は「髟」に「冉」)
「桐の木」
「雨男・雪女」
「閑雅な殺人」
「逃避行」
「三ツ辻を振返るな」
「白い文化住宅」
「細川あや夫人の手記」
第二部 時代篇
「ものぐさ物語」
「真珠橋」
「密偵の顔」
「武姫伝」
「河童寺」
「霧隠才蔵」
「春情狸噺」
「野武士出陣」
「驢馬修業」
「硬骨に罪あり」
*
「天狗」(初稿版)
「変化の貌」(「密偵の顔」異稿版)
つぎは創元文庫で配本が始まっている「大坪砂男全集2 天狗」です。収録作品は下記の通りですが、全集に未収録だった作品はさすがに少ない状況です。今回初めて読んだ「真珠橋」などはよかった時の大坪作品を感じさせてくれる面白い短編作品です。薔薇十字社もしくは出帆社版の全集をお読みでない方はいちど覗いて見られるのも一興かと思います。
余談ですが巻末エッセイ=皆川博子さんとなってます。案外とつながらないイメージがあったのですがお読みなのですね!
「大坪砂男全集2 天狗」:出版社紹介
数多ある短篇のなかでも群を抜いた奇想を誇る「天狗」を表題とする本書は、大坪の本領ともいうべき代表作を取り揃えた〈奇想篇〉と、単行本未収録作や変名で書かれた新発見作を含む〈時代篇〉を収めた。また、「天狗」と「密偵の顔」はそれぞれ初稿版と異稿版も併載する。佐藤春夫に師事し、都筑道夫の第一の師でもあった著者の才気が凝縮した全集第二巻。編者解題=日下三蔵/巻末エッセイ=皆川博子
第一部 奇想篇
「天狗」
「盲妹(もんまい)」
「虚影」
「花束(ブーケ)」
「ひげの美について」(「ひげ」は「髟」に「冉」)
「桐の木」
「雨男・雪女」
「閑雅な殺人」
「逃避行」
「三ツ辻を振返るな」
「白い文化住宅」
「細川あや夫人の手記」
第二部 時代篇
「ものぐさ物語」
「真珠橋」
「密偵の顔」
「武姫伝」
「河童寺」
「霧隠才蔵」
「春情狸噺」
「野武士出陣」
「驢馬修業」
「硬骨に罪あり」
*
「天狗」(初稿版)
「変化の貌」(「密偵の顔」異稿版)
こんばんは、皆様、三頌亭です。また悪い癖が出て写真を出したまま放置プレイになっておりました。大変申し訳ございません。
さて、大分前にな出た文遊社の鈴木いづみコレクションです。この人の作品を初めて読んだのは早川文庫の「恋のサイケデリック!」が最初だったと思います。SFという分類には当たらないのではないかと思いますが、一読その分類不能の獏のような作品に驚いたものでした。どちらかというと外国の作品でいうとヴィアンとかそっち系のにおいがぷんぷんするのような気がしてます(笑)。このコレクションが出たのも大分前になりましてほぼ忘れ去られる前に興味のある方は一読されるのも一興かと思い持ち出してきました。表紙はアラーキー撮影の写真で統一されておりましてこれはこれでインパクトのあるよい装丁だったと思ってます。いかがでしょうか?、皆様
出版社紹介(1996年発行)
「衝撃の自殺から10年、希望を抜き去り、あっというまに絶望までも明るく抜き去った、’70年代最速のサイケデリック・ヴィーナス、鈴木いづみが還ってきた。ニセモノを見極め、かつ楽しむことができた醒めた目は、とれかかったつけまつげの奥で何を見つめていたのか。’70年代から現代を照射する、ファン待望の著作集。明るい絶望感を抱いて、異次元の時空をさまよう少年、少女たちを描いたSF短編集。」
さて、大分前にな出た文遊社の鈴木いづみコレクションです。この人の作品を初めて読んだのは早川文庫の「恋のサイケデリック!」が最初だったと思います。SFという分類には当たらないのではないかと思いますが、一読その分類不能の獏のような作品に驚いたものでした。どちらかというと外国の作品でいうとヴィアンとかそっち系のにおいがぷんぷんするのような気がしてます(笑)。このコレクションが出たのも大分前になりましてほぼ忘れ去られる前に興味のある方は一読されるのも一興かと思い持ち出してきました。表紙はアラーキー撮影の写真で統一されておりましてこれはこれでインパクトのあるよい装丁だったと思ってます。いかがでしょうか?、皆様
出版社紹介(1996年発行)
「衝撃の自殺から10年、希望を抜き去り、あっというまに絶望までも明るく抜き去った、’70年代最速のサイケデリック・ヴィーナス、鈴木いづみが還ってきた。ニセモノを見極め、かつ楽しむことができた醒めた目は、とれかかったつけまつげの奥で何を見つめていたのか。’70年代から現代を照射する、ファン待望の著作集。明るい絶望感を抱いて、異次元の時空をさまよう少年、少女たちを描いたSF短編集。」
こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は珍しく最新刊です。三頌亭のブログでも今まで何度か薔薇十社本というのを紹介してきましたが、薔薇十字社を主催した女性編集者・内藤三津子さんのインタビュー本です。三頌亭がハイティーンのころ古書店にあふれていたゾッキ本、思えばよく読んだものですが、薔薇十字社と出帆社の本は現在の私の読書の好みに大きく影響がありました。『血と薔薇』の天声出版がら薔薇十字社、出帆社まで出版当時のエピソード満載でなかなか面白インタビューでした。
出てくる本は殆ど読んでましたので、わからないお話はありませんでした。なるほど~とおもったのは「薔薇十字社にもっとお金があったら『幻影城』もやっていたと思います。」というくだりや「渡辺温や大坪砂男の著作集は松山俊太郎の案だった」といったところでしょう。以前から薔薇十字社は文学系の出版社なんだけれど探偵小説というのが少しそぐわないと思っていたので納得がいきました(笑)。「家畜人ヤプー」の作者については三十年も前に読んだある雑誌の記事が思い出されて少し驚きました。
ただ、最後にもう薔薇十字社のことを語れる人が松山俊太郎と私だけになってしまったというのが少しさびしかったです。願わくば松山俊太郎氏の校訂による「小栗虫太郎全集」が見たいとよく思いますが、なかなか難しいものになってしまっているのかもしれませんね。
出版社紹介
『1962年に新書館で「フォア・レディース」シリーズの企画を担当、天声出版からリトルマガジン『血と薔薇』を創刊。1969年に薔薇十字社、出帆社へとその歩みは続く。三島由紀夫・寺山修司・澁澤龍彦らと伴走した日々。伝説の女性編集者の軌跡を辿る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
内藤/三津子
1937年、中国上海市東洋街生まれ。1960年、青山学院大学文学部英米文学科卒業。玄光社・コマーシャルフォト編集部、中山書店生物学大系編集部を経て、1962年、新書館入社。「フォア・レディース」の担当など編集長として四年間在籍。その後「話の特集」を一年間手伝い、1968年、天声出版にて雑誌『血と薔薇』を企画、その三号までの編集に携わる。1969年、薔薇十字社設立。73年倒産。その後出帆社を経て、1982年~2002年、編集プロダクションNアトリエ主宰』
出てくる本は殆ど読んでましたので、わからないお話はありませんでした。なるほど~とおもったのは「薔薇十字社にもっとお金があったら『幻影城』もやっていたと思います。」というくだりや「渡辺温や大坪砂男の著作集は松山俊太郎の案だった」といったところでしょう。以前から薔薇十字社は文学系の出版社なんだけれど探偵小説というのが少しそぐわないと思っていたので納得がいきました(笑)。「家畜人ヤプー」の作者については三十年も前に読んだある雑誌の記事が思い出されて少し驚きました。
ただ、最後にもう薔薇十字社のことを語れる人が松山俊太郎と私だけになってしまったというのが少しさびしかったです。願わくば松山俊太郎氏の校訂による「小栗虫太郎全集」が見たいとよく思いますが、なかなか難しいものになってしまっているのかもしれませんね。
出版社紹介
『1962年に新書館で「フォア・レディース」シリーズの企画を担当、天声出版からリトルマガジン『血と薔薇』を創刊。1969年に薔薇十字社、出帆社へとその歩みは続く。三島由紀夫・寺山修司・澁澤龍彦らと伴走した日々。伝説の女性編集者の軌跡を辿る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
内藤/三津子
1937年、中国上海市東洋街生まれ。1960年、青山学院大学文学部英米文学科卒業。玄光社・コマーシャルフォト編集部、中山書店生物学大系編集部を経て、1962年、新書館入社。「フォア・レディース」の担当など編集長として四年間在籍。その後「話の特集」を一年間手伝い、1968年、天声出版にて雑誌『血と薔薇』を企画、その三号までの編集に携わる。1969年、薔薇十字社設立。73年倒産。その後出帆社を経て、1982年~2002年、編集プロダクションNアトリエ主宰』
最新コメント
最新記事
アーカイブ
カテゴリー