2012年02月

デ・ラ・メア短編集成など

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こんばんは、皆様、三頌亭です。今日はデ・ラ・メアの短編集を紹介いたしましょう。以前紹介したと思うのですが、お孫さんのジャイルズ・デ・ラ・メアが出版している短篇全集です。デ・ラ・メアを初めて読んだのは牧神社の3巻本の絵入りシリーズでした。その後、長編の「ヘンリーブロッケン」や「ムルガーのはるかな旅」、「死者の誘い」などおりにふれて読んできました。けっして大向こうを張る作家ではないのであまり取り上げられることはないのですが、静かなファン層を持ち続けている作家です。「夢幻と黄昏の世界を描く作家」であり、その短編には抗い難い魅力があります。今度最後の巻の「子供のための短編集」を買ってみました。時々取り出しては少しずつ読むというスタイルが一番ぴったりくる、三頌亭の好きな作家です。

「ペルソナ4」&「キミ・キス」

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こんばんは、皆様、三頌亭アニメ館です。ええとまだまだリアルで締め切りに追われる日々が続いております。第2次締め切りは来週の火曜日、きのうはは少しきつかったですね・・・(^^;)。さて、あいまあいまでで見たアニメの紹介です。今日の作品は2作品ともゲームが原作のアニメーションです。

「ペルソナ4」は「本作は、田舎町に住む親戚の家に一時預けられることになった高校生の主人公が、町で起こる怪奇連続殺人事件の謎と、その裏に潜む異界の存在に仲間達と共に挑んでゆくジュブナイル伝奇RPGである。」なのだそうであります(笑)。ちょっと「GANTZ」みたいな感じの作品です。三頌亭は少しデザインが気に入らないのでありますが、面白いことは面白い作品です。因みに北米版のタイトルは「Shin Megami Tensei: Persona 4」だそうであります。

「キミキス」このタイプのアニメは実は初めてです。男性向き少女漫画とでもいいましょうか?。そんな感じの内容です。「やっぱり幼馴染が一番よかった」というちょっと前の少女漫画によくあるパターンなのですが、ディテールが素晴らしくよろしいです。この頃こんなものは当たり前なのかもしれませんが、ちょっとした背景のリアルさとかアニメ技術の変遷を思わずにはいられません(笑)。因みに適当な画像を拾うのにものすごく苦労いたしました(爆)

閑話休題01(「不連続殺人事件」&「崇高と美の起源」)

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こんばんは、皆様、三頌亭です。新刊等の発売情報です。最近、あんまりありすぎてチョイスに弱ってます(^^;)。まずは何度かブログで取り上げましたATGの「不連続殺人事件」です。ミステリ映画としてはDVDになってなかった大物です。遂に発売ですね。見てない方はぜひご覧ください。ただしミステリとして面白いかどうかは見る人によります。キャストの面白さなどが三頌亭には気になったところでした。

次は「オトラント城」の久々の新訳、おまけでゴシック美学のバイブル・エドマンド・バークの「崇高と美の起源」がついてくるところがポイントです(笑)。スノッブなあなたに特にお勧めという本です(笑)。やや値が張るのが難点ですね。「オトラント城」は平井呈一の擬古文での名訳があって、あれを読むとさすがにもう訳そうなんて気になるとは私には思えないです。大変勇気のある方かと思います。

新入荷など(梶龍雄)

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こんばんは、皆様、三頌亭です。新入荷と言ってもここ最近大したものも入ってないので梶龍雄作品でご勘弁いただきましょう。梶作品ももう読んでないものが残り少なくなってしまってます。それにしても最近面白くらい見かけなくなってしまいました。ミステリの作家としては惜しい人だと思うんですけどねえ~、どこも再版かけませんね。ところで写真の本はナンバースクールシリーズの「青春迷路殺人事件」と「銀座連続殺人手帖」です。まだ読んでませんけど、後期の作品です。今まで読んだ梶作品は殆どよく考えられていたのでこの作品もきっとそうだと思います。それが成功しているかどうかはまあ運と言ったところですね(笑)。

内田康夫「死者の木霊」

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こんばんは、皆様、三頌亭です。なんか旧作ミステリ巡礼みたいな感じになってますが、内田康夫さんのデビュー作「死者の木霊」です。竹村警部シリーズの第1作目にあたります。乱歩賞の第2次予選に落選してがっかりして放っておいた原稿を自費出版した作品です。当時は200万で3000部を印刷して名刺代わりにしようと思ったとか・・。書店にも置いてくれるということだったので、だしてみたところ朝日新聞の書評で大きく取り上げられてその後の作家活動の足ががりとなりました。書評の主は東京創元社の編集の戸川安宣氏だったそうです。

自費出版とはいえ結構な数ですので、地方の大きな書店には何部か置いてありました。写真の本は三頌亭が大学生の時、地元のT書店で買った本です。当時読んだ印象は「新手の砂の器」だな~でしたね。でもやはり面白いです。久しぶりに出てきたので冒頭1頁を紹介いたします。いきなりベッドシーンから始まるところは昭和のミステリーですねえ~(笑)。
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