2011年08月

TV&OVA「サクラ大戦」

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こんばんは、三頌亭アニメ館です。久しぶりですね。今日のお題はやっと見終わった、「サクラ大戦」T紅如OVA版です。ひとことで言うと宝塚版「帝都物語」をアニメーションにしたものといった内容になっています。ベースとなる設定等は「帝都物語」多くを負っていますが、これにいろんなディテールを付け加えて宝塚風にまとめて見せたところが独創といえましょうか?

T紅任世韻覗25話となっておりまして、見るのに結構時間がかかりました。ちょっとマクロスみたいな感じがしますね(笑)。それにしても元気があるというか、細かいことは抜きにヒット作のみが持つ活発さが気持ちいいです。テーマソングが妙に歌謡曲していて面白いので紹介しておきましょう(笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=ng3RVPOIGes&feature=related

高橋たか子「失われた絵」他

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こんばんは、皆様、三頌亭です。まだ、あついですねえ~。蝉の死骸があちこちに転がって「ああ夏も終わりなんだ!」と納得させてくれます。このまえほっと空を見上げたらアキアカネがたくさん空を舞っていました。ところで、最近読んでみたものと言えば写真の本、高橋たか子さんの「失われた絵」です。この人を初めて知ったのはマンディアルグやラシルドの翻訳家としてです。ラシルド 『ヴィーナス氏』を読んだのはもう30年も前でした。関係ないお話ですが、ラシルド 『ヴィーナス氏』って今出てないんですか?。あれ面白いんですが、残念です。

ところで「失われた絵」ですが、中編3つが収められている本です。表題作は「したたかに快楽を享受する奔放な女主人公。彼女をめぐるマザコン独身青年と強靭な中年男。3人の照応が織りなす女性心理の内奥を大胆に描き、めくるめく性の形而上学を展開して注目された作品。」と紹介されています(笑)。エロスを扼殺して形而上に駆け上がるには形而下の描写が素晴らしいのでどうしてもそのあたりが少し不整合でございます(笑)。静謐な筆致で描かれているにもかかわらず、妙に生々しいところがあって不思議な中編です。この作品は第69回芥川賞の候補作品でした。 吉行淳之介の選評がおもしろいので挙げておきます。

「成熟した女の内面をうまく書いていた(主人公が色情狂という説もあったが、私はそうはおもわない)が、筆が流れすぎるし長すぎる。」。

つぎはいろいろ探していたら出てきた雑誌「だっくす」です。このあと「ぱふ」と改名してそこそこ続きました。マンガのレビュー誌なんてほとんどなかった時代なのでよく読んでいました。毎回いろんな漫画家を特集していてよく読みました。写真の号は樹村みのりさん。サンコミックにいくつか入っていたのを読んだ記憶があります。

梶龍雄「幻狼殺人事件」他

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こんばんは、皆様、三頌亭です。最近読んだミステリ本から紹介いたしましょう。梶龍雄の「幻狼殺人事件」です。この作品は梶龍雄版「八つ墓村」というべき作品です。ニホンオオカミと日本軍が秘密裏に開発した軍用拳銃を軸に伝奇小説の要素と冒険小説の要素を加えた本格ミステリです。少し分厚めの割には快適に頁を繰っていくことができます。梶龍雄の作品もほぼ半分以上を読んでしまったので後は残り少なくなってきました。

次は以前紹介した岡田鯱彦「薫大将と匂の宮」です。表題作は読んでましたがのこりの「新釈雨月物語」シリーズは読んでいないので読みました。シリーズ中「菊花の約」が大変ロマンチックで面白かったです。その他、源氏物語を題材にした考証推理「『六条の御息所』誕生」もよどみのない筆致に感心いたしました。昭和の推理小説の名作本のひとつだと三頌亭は思います。まだ現役本なのでいかがでしょうか?(笑)

出版社解説等:
幻狼殺人事件 (梶龍雄・徳間文庫)
「幻のニホンオオカミ、死体で発見か!?地方紙に載ったその小さな記事は、群馬県・黒檜村で、ある老猟師が絶滅したはずの狼の死体を拾ったことを伝えていた。佐川道矢に動物雑誌"アニマルズ"からこの事件をルポしてくれという依頼があった。生物学者でもある佐川は、勇躍黒檜村に駆けつけた・・・。しかし狼の死体は何者かによって盗み出されてしまった。そして不可思議な木像盗難事件が続く。佐川は、戦時中、黒檜村で起きた連続暴行事件を知る。事件の影には、いつも狼を随伴した一人の男がいた・・・。 」

「薫大将と匂の宮」(岡田鯱彦・扶桑社文庫・昭和ミステリ秘宝)
「体から芳香を発する体質の薫大将と、香を焚く天才・匂の宮。二人の若者の恋の鞘当ての果てに起った殺人事件の驚くべき真相とは?未完に終った『源氏物語』の幻の続篇は、紫式部と清少納言が推理合戦をくりひろげる世界最古の探偵小説であった!仰天の贋作・源氏物語『薫大将と匂の宮』の他、「新釈雨月物語」シリーズ等、単行本未収録作品七篇を含む十一短篇を同時収録!国文学の教授でもあった鬼才・岡田鯱彦がものしたユニークな時代ミステリの集大成。」

閑話01

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こんばんは、皆様、三頌亭です。お盆休みの方も多いのではないでしょうか?。この前夕方ふと雲を見上げると、もう秋の雲のなってきています。なんとなくさびいしい感じがするのは三頌亭だけでしょうか?。写真は1週間前にふと車からおりて田んぼの向こうから撮った風景です。まだ雲が夏のものですが・・・(^^;)。

余談をひとつ、この写真、フィルターが汚れていて埃に太陽光が反射してオーフみたいになっています(笑)。よくオーブの写真とか言っているものの中に拡大すると見事なニュートンリング(バームクーヘンみたいな縞々)が見えるものがあります。別にオーフの存在そのものを否定するわけではないのですが、そういった写真はレンズの埃の可能性が高いです(^^;)。

余談その2、何時も散歩と称して岬の公園へ行っていました。大変見晴らしが良く晴れた日は瀬戸内海が一望できます。坂出の瀬戸大橋から鳴門大橋まで。私の近くで見える最大の瀬戸内パノラマです。すぐ近くに市の保養施設があって少数ですがこの時期になると宿泊客がいつもあります。去年のことだったのですが、公園の駐車場である女性が不倫相手と共謀して夫を焼死させてしまうという殺人事件がありました。駐車場は本当に狭いのでどの場所ってわかるんですよ~。いつもカミさんとこの公園に行っていたのですが、「心霊スポットみたいな感じでいやだ」というので行かなくなってしまいました(笑)。
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/47881862.html

余談その3、ネタさがしに本棚をごそごそしていたら紙袋に入っていたペーパームーン叢書の1冊。萩尾さんの「金銀砂岸」です。たぶん「スターレッド」が出たあたりで買ったような記憶があります。カラー図版も割合多くていい画集でした。このころから萩尾さんの絵が少しづつ変わり始めるので分岐点にあたる時期に出された画集です。現在も復刻されて売られているようですね。

Godzilla Raids Again !(「ゴジラさん」&「うちのアンギラス」)

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音楽のフォルダもたまにはというわけでいろいろ見てましたら珍しい音源がyoutubeで上がってたので紹介しておきましょう。脱力系ソングの珍品です。ご丁寧にフルコーラスでアップしてくれてます。マニアの方はこの機会に(笑)。

「ゴジラさん」
http://www.youtube.com/watch?v=pUB7sZ3IUCw
「うちのアンギラス」
http://www.youtube.com/watch?v=oAmza_NlbMI&NR=1
「交わす笑顔の放射能、甘いゴジラとアンギラス」って(爆)
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