2011年06月

デボラ・ブラム「幽霊を捕まえようとした科学者たち」

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

こんばんは、皆様、三頌亭です。1週間のご無沙汰です(笑)。このところ殆ど本を買っていないというか、仕入れをしていないのであまり紹介するものがありませんね。というわけで今回はノンフィクションを・・・。実は「バチカン・エクソシスト」とどちらを読むか迷ったのですが、写真の本が先ということになりました。

心霊研究という怪しい領域はヨーロッパの非合理思想の塊のような気がして以前から適当な通史があれば読んでみたいと思ってきました。今回のデボラ・ブラム「幽霊を捕まえようとした科学者たち」 はそれに類した本と言ってもいいと思います。冒頭のサイコメトリーのお話からがぜん面白いエピソードが満載です。三頌亭は「幽霊」だ「エクトプラズマ」だとかいうものは実はどうでもいいのでありますが、サイコメトリーだけは結構真剣勝負のところがあるので興味がありました。超能力を使ったもの探しは偶然というにはかなりできすぎ君のところが多くて本当に存在するのかと思わせるところがありますね(笑)。

内容紹介を兼ねまして、有名な登場人物のプロフィールの部分をアップしてあります。興味がおありの人物がいましたらいかがでしょうか?。現在は文春文庫に収められています。

アニメ版「GANTZ」

イメージ 1

こんばんは、皆様、三頌亭アニメ館です。今日は少し前のアニメーション、先ごろ実写映画も公開されました「GANTZ」です。マンガの方は半分くらいまで連載で読んでたのですが、・・・最近読んでませんね(^^;)。ゲーム感覚の近未来日本製SFと言った感じです。「GANTZ」と呼ばれる金属球がいかにも謎めいていてユニークな発想だと思います。結構おもしろかったのですが、マンガの方があまりに長くなって「20世紀少年」と同じ道を私の中ではたどっています(笑)。というわけでおいしいところをサクッとというのがアニメ版です。マンガ版とは少々異なりますが、まずまず悪くは無いです。いかがでしょうか?
「GANTZ」挿入歌(^^;)ラジオ体操(藤山一郎です)。
http://www.youtube.com/watch?v=7iUGQHYO4F4&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=Flz3JWA1o8Q&feature=related

ボリス・ヴィアンと・・

イメージ 1

イメージ 2

こんばんは皆様、三頌亭です。梅雨のうっとおしい季節になってます。え~、最近実は野暮用の本ばっかり買い込んで少し勉強してますもんで、あんまりおもしろそうなものが入荷しておりません。というわけで、写真の本でもというわけです(笑)。

ハヤカワのボリス・ヴィアン全集、もう長いですね。今に至るも再版されて現役です。昔は古本屋行くとどこにでもあったものですから、時々買っては読んでたものです。この人の作品は油っこい焼き鳥みたいなもので、続けて読むと少し胃にもたれるというかそんな感じですね(笑)。けっして嫌いというわけではないのですが、いくつも続けては無理です。でもたまに読みたくなります。

この写真の中ではどれがお薦めでしょうか?。案外と短編集の「人狼」あたりがおもしろいかもしれません。「うたかたの日々」や「心臓抜き」なんかは有名で他の出版社のものもありますね。ほんと八面六臂の大活躍の人で破滅型の天才というべきでしょう。

話題変わって藤野一友の画集が安く入ったので紹介しておきましょう。河出書房新社からですが、この薄さで定価3400円だから驚きます(笑)。サンリオSF文庫のディックのカバーイラストと言った方が通りがいいかもしれません。やっぱり出た時期が早すぎたのかもしれませんね。いくつかのSM雑誌の挿絵まで集められていますが、少し食い足りない感じがいたしますか・・・。同様の作風の画家としては以前紹介した秋吉巒なんかがいます。三頌亭はこちらの方が少し好みでしょうか?
http://www.amazon.co.jp/%E7%A7%8B%E5%90%89%E5%B7%92%E3%83%BB%E5%9B%9B%E6%9D%A1%E7%B6%BE-%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%81%A8%E5%B9%BB%E6%83%B3%E3%81%AE%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%94%E3%82%A2%E3%80%9C%E9%A2%A8%E4%BF%97%E8%B3%87%E6%96%99%E9%A4%A8-%E7%A7%98%E8%94%B5%E7%94%BB%E9%81%B8%E9%9B%861-TH-Art-%E7%A7%8B%E5%90%89%E5%B7%92/dp/4883751155

「宇宙大怪獣ドゴラ」他(キングギドラさん4周年記念)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

キングギドラさんの4周年記念のプレゼントです。今回はキングギドラさんの所蔵品より三頌亭の好みのものをいただきました。どれもそれぞれ記憶に残っている作品です。きれいなディスクレーベルまでつけていただきまして、ギドラさんどうもありがとうございます。それではごく簡単に各作品について・・

「宇宙大怪獣ドゴラ」
この映画は三頌亭の映画館初体験の映画です。当時は街に一つくらいは映画館がありました。まだ映画が娯楽の王様で映画自体が元気があったころです。叔母さん(当時はおねえさん(笑))に連れて行ってもらった映画です。何と同時上映は編集版の「鉄腕アトム」でした。行ったはいいけどなかなか肝心のドゴラが出てこない映画なんですよ~これが(笑)。私より少し年上の友達はこの映画の少し前に「海底軍艦」や「モスゴジ」とか見にいったらしく、楽しそうに話してくれるわけですが、それならというわけでようやく見に連れて行ってもらった初めての映画です。

「緯度0大作戦」
特撮映画や特撮テレビドラマと言ったものが一段落をしてやや斜陽になった時期に作られた東宝の特撮映画。これと「魔神バンダー」は若い特撮ファンの方に何時もニヤニヤしながら自慢していたものの一つでしたが、現在はDVDになってしまいました。この映画は実を言うと出来の方は決していいとは思わないのですが、この映画に出てくる 万能潜水艦・アルファ号と黒鮫号が素晴らしくカッコ良いので大好きでした。また当時の私はプラモデルにならないものかとよく思ったものでした。

「鯨神」
大学生になってから映画祭で見た映画。徹夜明けで見に行ったので一緒に行った友人から文句タラタラいわれたのでよく憶えています(笑)。原作は宇能鴻一郎「鯨神」です。「白鯨」のパチモンと見る向きもありますが、モビィ・ディックが人知を超えた絶対悪として描かれる「白鯨」とは異なり、「鯨神」は自然に対する尊敬の念をはらんでいます。勝新太郎、本郷功次郎、江波杏子、藤村志保、志村喬などおなじみの名優たちが豪華ですね。

「吸血鬼ゴケミドロ」
これはあとになってからテレビで見た映画です。松竹が「宇宙大怪獣ギララ」に続いて制作したホラーSFの特撮映画。「ゴケミドロ」の由来は、京都にある「苔寺」と「深泥池」を合わした造語であり、命名者は「マグマ大使」のうしおそうじだそうです。映画としては「ヒドゥン」よりずっと早くに作られた映画で不定形生物が人間に憑依する話です。古くはハル・クレメントのSF小説「20億の針」なんかが有名です。暗~い、バッドエンドが印象的なホラー映画、ご覧になってない方は一度どうぞ。

本当に懐かしい映画ばかりでキングギドラさんどうもありがとうございました。

犬神の悪霊(たたり)

イメージ 1

こんばんは皆様、三頌亭シネマ館です。今日はまたZ級の作品ですのでそこのところよろしくお願いいたします(笑)。このころはまだホラー映画という名称がつかわれてなかったころですね。当時売れてた「犬神家の一族」の題名~パクッたのかもしれませんが、安易な題名の付け方がいいです(笑)。お話の筋は後半から破たんを来してラストに至って大爆笑になってしまうという珍妙さです。それを補って余りあるのは異様にハイテンションの演出と俳優陣の演技であります。本当に逝っちゃってるのかとさえ思える長谷川真砂美さんの演技が素晴らしいです。

この映画はいろいろあって長い間DVDにはならなかったようですが、いまではDVDで見ることができるようです。三頌亭がかなり昔に映画館て見たときの印象は妙に洋画のホラー映画のノリを取り入れ損なっているところがおかしいなと思ったものです。日本の土俗ホラーと海外のものではしょせん融和が難しかったのでしょう、本当に見事に破たんしております(爆)。長い間再見したことのない映画ですが、DVD化しているのを最近見つけて思い出したので紹介しておきます。


解説など
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AC%E7%A5%9E%E3%81%AE%E6%82%AA%E9%9C%8A

予告編集
http://www.dailymotion.com/video/x7pdli_yy-yyyyy-yy-yy-preview-trailer-jp_shortfilms
最新コメント
ギャラリー
  • 萩尾望都「11人いる!」&「スター・レッド」
  • 萩尾望都「11人いる!」&「スター・レッド」
  • 萩尾望都「11人いる!」&「スター・レッド」
  • 萩尾望都「11人いる!」&「スター・レッド」
  • 和田慎二傑作選「砂時計は血の匂い」他
  • 和田慎二傑作選「砂時計は血の匂い」他
  • 和田慎二傑作選「砂時計は血の匂い」他
  • 和田慎二傑作選「砂時計は血の匂い」他
  • 花とゆめ・1975年5月5日号
アーカイブ
  • ライブドアブログ