こんばんは皆様、三頌亭です。今日は最近読んだ本から紹介いたします。論創社のシリーズから「大倉燁子探偵小説選」です。たぶんこの人の作品がまとまって出るのは最近では初めてでしょう。ペンネームは「大倉燁子」、本名は本名物集芳子。廣文庫で有名な国学者物集高見の娘です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%80%89%E3%81%A6%E3%82%8B%E5%AD%90
女流探偵小説作家の嚆矢と言っていいかと思います。作品内容はどちらかというと犯罪心理小説のようなものが多いです。収録作品は下記の通りです。外交官S夫人のシリーズなどはなかなか面白いですが、集中で特にというと「和製椿姫」でしょうか?作家本人の自伝的心象風景が取り入れられていてぐっと来るものがありますね・・。
(創作篇)
「妖影」「消えた霊媒女(ミヂアム)」「情鬼」「蛇性の執念」
「鉄の処女」「機密の魅惑」「耳香水」「むかでの跫音」「黒猫十三(とみ)」
「鳩つかひ」「梟の眼」「青い風呂敷包」「美人鷹匠」「深夜の客」
「鷺娘」「魂の喘ぎ」「和製椿姫」「あの顔」「魔性の女」「恐怖の幻兵団員」
(随筆篇)
「心霊の抱く金塊」「素晴しい記念品」「蘭郁二郎氏の処女作――「夢鬼」を読みて――」「今年の抱負」「最初の印象」「アンケート」
「解題」横井司
さてと、なんとなく買ってあって読んだもの・・中山七里「おやすみラフマニノフ」です。これ一応はミステリ的な要素があるのですが、音楽小説とういうかそんな感じです。クラッシックの名曲とオーケストラのメンバーが織りなす人間模様というか、ドラマですな。私などと同年代の方が書いてるんであまり私には違和感がないんですが、皆様はどうでしょうか?。素材になってる曲を知っていればそれなりに面白いんですが、曲の演奏中の描写がかなり長いので知らない人は少し退屈かもしれません。ミステリ的な要素の部分は初めの方からジャクリーヌ・デュ・プレって何度も出てくるのでクラッシックファンの方には周知の事実ですね。比較的読みやすい文章で悪くは無い作品だと思います。クラッシックファンの方にはお薦めといったところでしょうか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%80%89%E3%81%A6%E3%82%8B%E5%AD%90
女流探偵小説作家の嚆矢と言っていいかと思います。作品内容はどちらかというと犯罪心理小説のようなものが多いです。収録作品は下記の通りです。外交官S夫人のシリーズなどはなかなか面白いですが、集中で特にというと「和製椿姫」でしょうか?作家本人の自伝的心象風景が取り入れられていてぐっと来るものがありますね・・。
(創作篇)
「妖影」「消えた霊媒女(ミヂアム)」「情鬼」「蛇性の執念」
「鉄の処女」「機密の魅惑」「耳香水」「むかでの跫音」「黒猫十三(とみ)」
「鳩つかひ」「梟の眼」「青い風呂敷包」「美人鷹匠」「深夜の客」
「鷺娘」「魂の喘ぎ」「和製椿姫」「あの顔」「魔性の女」「恐怖の幻兵団員」
(随筆篇)
「心霊の抱く金塊」「素晴しい記念品」「蘭郁二郎氏の処女作――「夢鬼」を読みて――」「今年の抱負」「最初の印象」「アンケート」
「解題」横井司
さてと、なんとなく買ってあって読んだもの・・中山七里「おやすみラフマニノフ」です。これ一応はミステリ的な要素があるのですが、音楽小説とういうかそんな感じです。クラッシックの名曲とオーケストラのメンバーが織りなす人間模様というか、ドラマですな。私などと同年代の方が書いてるんであまり私には違和感がないんですが、皆様はどうでしょうか?。素材になってる曲を知っていればそれなりに面白いんですが、曲の演奏中の描写がかなり長いので知らない人は少し退屈かもしれません。ミステリ的な要素の部分は初めの方からジャクリーヌ・デュ・プレって何度も出てくるのでクラッシックファンの方には周知の事実ですね。比較的読みやすい文章で悪くは無い作品だと思います。クラッシックファンの方にはお薦めといったところでしょうか?