こんばんは、皆様、三頌亭です。今日は今年、がんばって捜索しました実話怪談本の成果をひとつ紹介いたします。高田寅彦「心に残った幽霊供養」(学研:2006)です。著者は所謂怪談プロパーではございませんので、このルポタージュ1冊きりという方です。いくつかの怪談専門サイトではベスト本として挙げられておりますが、あとが全くないため他のテキストが出ておりません。この本自体も絶版らしいです。
ところで内容ですが、これが題や装丁からは想像がつかないくらい強烈なもので、怪談ベスト本として挙げるのも頷ける内容となっています。作品は僧職にある人達からの聞き書きでルポという形式をとっております。この手の本の中では破格のディテールとリアリティで実話怪談の中の出色と言っていいでしょう。また、エピソードの多くが多人数の体験に基づいているものが多く、まさに「あなたの知らない世界」へ読者をいざなってくれること請け合いです。特に掌中、冒頭の「魂が宿った人形」と「丑の刻参りの女」は驚くべきエピソードで、しかも大変怖いです。
内容は下記の通り13篇、ボーナストラックを1篇(旧車のパンク)を追加してコンビニ本として再版されまた品切れです。従って、完全版はコンビニ本(「実録・お寺の怪談」)となります。
高田寅彦「心に残った幽霊供養」目次
魂が宿った人形
貸金庫から出る白い腕
納骨堂の来訪者
本堂に封印された怨霊
憑依された青年
沢の古民家
大阪、一心寺にて
死を刻む腕時計
遍路装束で這う女
葬儀ビデオ鑑賞
首吊り松の祟り
丑の刻参りの女
霊が棲む寺での対話
追記;写真の「ツンデレ・相対性理論」はおまけ(笑)。コミック本ですが意外にちゃんとした内容です。興味のあり方はどうぞ値段も安いです。
ところで内容ですが、これが題や装丁からは想像がつかないくらい強烈なもので、怪談ベスト本として挙げるのも頷ける内容となっています。作品は僧職にある人達からの聞き書きでルポという形式をとっております。この手の本の中では破格のディテールとリアリティで実話怪談の中の出色と言っていいでしょう。また、エピソードの多くが多人数の体験に基づいているものが多く、まさに「あなたの知らない世界」へ読者をいざなってくれること請け合いです。特に掌中、冒頭の「魂が宿った人形」と「丑の刻参りの女」は驚くべきエピソードで、しかも大変怖いです。
内容は下記の通り13篇、ボーナストラックを1篇(旧車のパンク)を追加してコンビニ本として再版されまた品切れです。従って、完全版はコンビニ本(「実録・お寺の怪談」)となります。
高田寅彦「心に残った幽霊供養」目次
魂が宿った人形
貸金庫から出る白い腕
納骨堂の来訪者
本堂に封印された怨霊
憑依された青年
沢の古民家
大阪、一心寺にて
死を刻む腕時計
遍路装束で這う女
葬儀ビデオ鑑賞
首吊り松の祟り
丑の刻参りの女
霊が棲む寺での対話
追記;写真の「ツンデレ・相対性理論」はおまけ(笑)。コミック本ですが意外にちゃんとした内容です。興味のあり方はどうぞ値段も安いです。