三頌亭日乗－別館

三頌亭アニメ館、三雲さん原作の「アスラクライン」です。この前やっと「エウレカ・セブン」を見終りました。「ブラッド・プラス」、「ラーゼフォン」とあわせて、まあ思うのですが、ベースが全てラヴストーリーになっていて「アニメのストーリーも変わったなあ」と。私が古いだけですかね（＾＾；）。「エウレカ・セブン」は直球のラヴストーリー、「ラーゼフォン」はやや反則気味、でも見てない人はどうぞ王道ですね。個人的には「ブラッド・プラス」あたりが一番収まりがいいというか、しっくりきますね。

と余談はさておき、三雲さん原作のライトノベルを消化中です（笑）。トリヴィアルな部分はおいといて、原案はなかなか面白いのではないかと思う作品です。主人公の操るアスラ・マキーナというゴーレムのようなロボットの本体に閉じ込められているのが少女であるという着想が素晴らしいです

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3

こんばんは、皆様、三頌亭です。「Ｘ電車で行こう」を出したのでついでに山野浩一の作品集を紹介してみましょう。このひとのものはＳＦというよりは幻想小説に近く、一時期の荒巻さんみたいなものが多いです。ＨＰＢの「鳥はいまどこを飛ぶか」は彼の第２作品集で様々な短編が集められています。仮面社の「殺人者の空」にはこの前紹介した日本ＳＦ集成にも収められた「メシメリ街道」という不思議な作品が収録されていて三頌亭もよく記憶しています。出来れば創元推理文庫あたりで傑作選を編んでいただけるといいのですが、幾分作品が古びてしまってますでしょうか？。

乾くるみ「マリオネット症候群」
徳間書店のデュアル文庫というのがなぜか好きで時々買っています。中途半端なサイズがまたよろしいですね（笑）。大分前に書かれた乾さんの作品ですが、これがまたへーんな作品です。初めのうちはふむふむって調子で読んでいたのですが後半がもうむちゃくちゃで、大部分ジョークですな（笑）。最後のブラックなオチまでもうドタバタ喜劇です。表紙がやや不釣合いでしょうか？。現在は文春文庫の「クラリネット症候群」に収録されています。

アレクセイ・パンシン「成長の儀式」他
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63148540.html
ロバート・Ｆ・ヤング「ジョナサンと宇宙クジラ」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63195477.html
日本SFベスト集成
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63209944.html
梶尾真治傑作選
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63226785.html
「宇宙塵」傑作選
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63231567.html
山野浩一「鳥はいまどこを飛ぶか」他
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63234080.html
狩久探偵小説選・他
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63266972.html
三雲岳斗「アスラクライン」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63280651.html
平山蘆江「東京おぼえ帳」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63289996.html
杉村顕道 「彩雨亭鬼談」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63322012.html
リイ・ブラケット「長い明日」他
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63330908.html
多島斗志之「＜移情閣＞ゲーム 」＆「離愁」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63348158.html
最新入荷他 (ヤング&平山蘆江)
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63356651.html
山尾悠子作品集成
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63379678.html
岩本隆雄「星虫」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63389052.html
ウィル・ハリス「殺人詩篇」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63393261.html
大原まり子「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63395684.html
曽野綾子「蒼ざめた日曜日」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63400429.html
ニコラス・ブレイク「野獣死すべし」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63416209.html
芦辺拓「綺想宮殺人事件」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63418377.html
大原まり子・アラカルト他
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63446927.html
小野不由美「悪霊の棲む家」他
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63451711.html
曽野綾子「華やかな手」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63454818.html
Ｒ・Ａ・ハインライン「異星の客」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63456377.html
ブラッドベリ自選傑作短編集「万華鏡」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63470005.html
R・A・ハインライン「地球の緑の丘」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63482517.html
シリル・ヘアー「風が吹く時」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63487667.html
北森鴻「暁英－贋説・鹿鳴館」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63503923.html
ジョージ・スタイナー「白夜のチェス戦争」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63505314.html
千街 晶之他「本格ミステリ・フラッシュバック 」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63514735.html
中村紘子「チャイコフスキーコンクール」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63521248.html
蒼社廉三「戦艦金剛」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63532765.html
サーバン「角笛の音の響くとき」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63541367.html
梶龍雄「透明な季節」など
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63549534.html
ジョン・ウインダム「深海の宇宙怪物」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63554470.html
ハリイ・ハリソン「銀河遊撃隊」ほか
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63561138.html
梶龍雄「海を見ないで陸を見よう」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63566009.html
ポール・アンダーソン「処女惑星」他
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63570485.html
梶龍雄「ぼくの好色天使たち」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63589649.html
梶龍雄「リア王密室に死す」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63594356.html
梶龍雄「龍神池の小さな死体」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63603078.html
陳舜臣「炎に絵を」＆中町信「模倣の殺意」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63627018.html
トマス・ホーヴィング「名画狩り」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63630989.html
水野泰治「武蔵野殺人√4の密室」他
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63642224.html
読書ガイドブックのこと― 「世界のオカルト文学」
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63651163.html
梶龍雄「殺人リハーサル」＆草野唯雄「クルーザー殺人事件」他
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63656664.html
梶龍雄「奥鬼怒密室村の惨劇」他
http://blogs.yahoo.co.jp/kms130/63659880.html

こんばんは、皆様、三頌亭です。このところＳＦづいていますのでついでに紹介いたしましょう。７０年代に講談社から出た『「宇宙塵」傑作選（全３）』です。同人誌「宇宙塵」については今更説明の必要はありませんでしょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E5%A1%B5_(%E5%90%8C%E4%BA%BA%E8%AA%8C)

日本で一番初めに出来たSF同人誌で、ほとんどの著名ＳＦ作家が参画した雑誌です。講談社の３巻本は主宰の柴野拓美がそれまで発行された「宇宙塵」に掲載された作品から選んだ初めての選集でした。その後同じ編者によって河出書房新社（河出文庫）から『新「宇宙塵」SF傑作選』（全2巻）と出版芸術社から『宇宙塵傑作選』(全2巻）が出ておりまして、それぞれに収録内容が異なった出版になりました。さすがにこのあたりになると知らない作家が続出で興味は尽きません。

４０年続いた雑誌ですので集めれば面白いものがあるのですが、さすがにそれはまだ手が出せないでいます。いくらでもあった時期にさっさと集めてしまえばよかったと時々思います（笑）。

こんばんは、皆様、三頌亭です。ブログの記事のために写真はとったけれど記事にしてないものがかなり溜まっています。また記事にしたのだけれど少々恥ずかしくなってやめたものとか、まあ色々ありますね（笑）。皆様はいかがでしょうか？。ボツ記事って多いですか？

ところで今日は「梶尾真治傑作選」です。初めに言っておきますが、単行本をもってらっしゃる方は多分買う必要がありません。ベスト選なので梶尾さんをあまり知らないという方にはお買い得でしょう。梶尾真治というと「黄泉がえり」あたりが有名なのですが、この前のＳＦベスト集成にも収録された「美亜へ贈る真珠」が商業誌第１作で、かなりベテランのＳＦ作家です。実業に関わっていた時期ががったので、単行本のほうもボツボツとは出ているのですがあまり知られている作家ではありませんでした。最近は作家業に専念しているらしくメディアへの露出度も上がっているようです（笑）。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%B6%E5%B0%BE%E7%9C%9F%E6%B2%BB

３冊の作品集ですが、「ロマンチック篇」「ノスタルジー篇」「ドタバタ篇」となっております。従来の人気としてはロマンチックなＳＦに軍配が上がっていますが、それぞれに面白いと思います。余談ですが、「ノスタルジー篇」の解説というかファンレターを恩田陸さんが書いていて、これに素晴らしく感心したので大分前に記事を書いてあったのですが、少々恥ずかしくなってアップしませんでした。恩田さんらしいファンレターで三頌亭の大変好きなもののひとつです。

追記：写真上段のカバーは水樹和佳子さんと唐沢なおきなんですが、水樹さんの絵が変わってしまって分かりませんでした（＾＾；）