こんばんは皆様、三頌亭店長です。今回は新刊本から2冊とりあげてみましょう。まずはジョン・ウインダム「海竜めざめる」です。侵略SFの巨匠・ジョン・ウインダムは最近では扱いが小さく、三頌亭は不満であります(笑)。ウインダムについてはその最高傑作は「トリフィドの日」だと書いてある解説書が多いのでありますが、この「海竜めざめる」も侵略SFの古典的名作といっていいだろうと思います。エイリアンの造形が素晴らしい破滅テーマのSFでこのジャンルの古典というにふさわしい作品ですね。今回の版は長新太氏の素晴らしいイラストを添えた版で、星新一氏の翻訳を大森望氏がジュブナイル向きに改訳したものです。大森望氏や私と同年代の方は読んだ記憶がある方もおらられるかと思いますが、岩崎書店のSF世界の名作シリーズの1冊「深海の宇宙怪物」の再現版です。長新太氏のイラストとともに三頌亭の記憶に残る1冊です。
さて次は遠藤武文「プリズン・トリック」です。たまには派手な帯に騙されてみるのもいいかもしれません(笑)。第55回の乱歩賞ということなのですが、なにか書こうと思ったら審査員の方の選評に全て書いてありまして三頌亭が書くことがないです(笑)。ツッコミどころ満載ですがその意気やよしといったところでしょうか?。多重の視点で書かれているのはいいとして、半分過ぎたあたりから誰の視点だかわりにくくなってくる所があって、やや閉口いたしました。それと最後の一行は私は余りいただけませんでした。因みに審査員は内田、大沢、恩田、天童、東野さん達です。
出版社紹介
ジョン・ウインダム「海竜めざめる」
「海に落下する赤い火球が、世界中で相次いで目撃される。それと呼応するように続発する原因不明の船舶の事故。そして海流は不気味に色を変える。深海から、終末が静かに忍び寄る。」
遠藤武文「プリズン・トリック」
「刑務所で密室殺人―乱歩賞史上最強トリック交通刑務所で発見された前へ倣え姿の遺体。現場は密室――逃走した受刑者を追う県警が知る意外な事実。
選考委員・東野圭吾氏も仰天の第55回江戸川乱歩賞受賞作
刑務所内での密室殺人。社会派でありながら超本格。読み落としていい箇所はラスト一行までどこにもない。あなたは絶対に鉄壁のトリックを見破れない。そして必ず、二度読む。第55回江戸川乱歩賞受賞作。」
さて次は遠藤武文「プリズン・トリック」です。たまには派手な帯に騙されてみるのもいいかもしれません(笑)。第55回の乱歩賞ということなのですが、なにか書こうと思ったら審査員の方の選評に全て書いてありまして三頌亭が書くことがないです(笑)。ツッコミどころ満載ですがその意気やよしといったところでしょうか?。多重の視点で書かれているのはいいとして、半分過ぎたあたりから誰の視点だかわりにくくなってくる所があって、やや閉口いたしました。それと最後の一行は私は余りいただけませんでした。因みに審査員は内田、大沢、恩田、天童、東野さん達です。
出版社紹介
ジョン・ウインダム「海竜めざめる」
「海に落下する赤い火球が、世界中で相次いで目撃される。それと呼応するように続発する原因不明の船舶の事故。そして海流は不気味に色を変える。深海から、終末が静かに忍び寄る。」
遠藤武文「プリズン・トリック」
「刑務所で密室殺人―乱歩賞史上最強トリック交通刑務所で発見された前へ倣え姿の遺体。現場は密室――逃走した受刑者を追う県警が知る意外な事実。
選考委員・東野圭吾氏も仰天の第55回江戸川乱歩賞受賞作
刑務所内での密室殺人。社会派でありながら超本格。読み落としていい箇所はラスト一行までどこにもない。あなたは絶対に鉄壁のトリックを見破れない。そして必ず、二度読む。第55回江戸川乱歩賞受賞作。」