こんばんは、皆様、三頌亭店長です。笹沢左保の名所案内の第3弾です(笑)。「もしもお前が振り向いたら」(初単行本:「後ろ姿の聖像」)です。
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「バーのマダム殺しの犯人は8年前の作曲家殺しの犯人と同一人物なのか?幾重にも仕組まれた鉄壁のアリバイを、刑事が崩したとき、容疑者は鉄道自殺。事件はこれで解決したかに見えたが、それは新たな、より大きな謎の始まりだった。真犯人は全く別の所で成功者となっていた。都会派ミステリー長編傑作。」
というわけでこの作品、アリバイ崩しの傑作といって良いと思うのですが、出てから知名度は下がり続けネットで検索しても数十件という事になってしまいました。まあもともと話題には上った記憶はないので仕方のないことだとは思います(笑)。しかし、こんな作品をいくつも書けるならば天才じゃあるましかとすら思ってしまいます。この作品アリバイ崩し+・・・というところが作者の仕掛けであり、それが非常に上手く決まっている作品です。今までいくつかの笹沢作品を紹介いたしましたが、コンスタントに傑作をものしているという点ではずば抜けた才能だと思います。新本格という名称は故松本清張氏がはじめて使った言葉でしたが、その旗手が笹沢左保でした。意味合いにおいては今と昔では少し違うのでしょうが、現在、新本格と呼ばれる人たちの先輩格に当たるのが笹沢左保ではないかと密かに思っております。
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「バーのマダム殺しの犯人は8年前の作曲家殺しの犯人と同一人物なのか?幾重にも仕組まれた鉄壁のアリバイを、刑事が崩したとき、容疑者は鉄道自殺。事件はこれで解決したかに見えたが、それは新たな、より大きな謎の始まりだった。真犯人は全く別の所で成功者となっていた。都会派ミステリー長編傑作。」
というわけでこの作品、アリバイ崩しの傑作といって良いと思うのですが、出てから知名度は下がり続けネットで検索しても数十件という事になってしまいました。まあもともと話題には上った記憶はないので仕方のないことだとは思います(笑)。しかし、こんな作品をいくつも書けるならば天才じゃあるましかとすら思ってしまいます。この作品アリバイ崩し+・・・というところが作者の仕掛けであり、それが非常に上手く決まっている作品です。今までいくつかの笹沢作品を紹介いたしましたが、コンスタントに傑作をものしているという点ではずば抜けた才能だと思います。新本格という名称は故松本清張氏がはじめて使った言葉でしたが、その旗手が笹沢左保でした。意味合いにおいては今と昔では少し違うのでしょうが、現在、新本格と呼ばれる人たちの先輩格に当たるのが笹沢左保ではないかと密かに思っております。