こんばんは、皆様、三頌亭店長です。あまり面白くはないブログですが、今年も皆様に大変お世話になりました。ご訪問くださった方々、どうもありがとうございます。来年も細々(笑)続けていく予定ですのでまたよろしくお願いいたします。どうぞ皆様、よいお年をお迎えください。
本年はこれで最後の更新となります。スマッシュ・ヒッター・多岐川恭の作品を紹介いたしましょう。一つは「異郷の帆」、もう一つは「変人島風物誌」です。前者は時代小説としての面白さ、後者は本格推理としての楽しさが魅力です。私個人はこの2作品では「異郷の帆」を取りますが、人により様々でしょう。残念ながらどちらも新刊で出てはおりませんが、古書での入手は容易です。
「異郷の帆」帯よりのコピー
「外人に許された唯一の居留地、長崎出島の平穏を破る連続殺人事件。密貿易と切支丹の特殊地帯、島全体が一つの密室ともいえる状況の中で、事件は謎の凶器と手口を求めて紛糾する。長崎出島の独特の風俗とエキゾチズムを鮮明に浮彫にしつつ、現代的な感覚と文体で展開する著者久々の書き下ろし本格長編推理小説。」
「変人島風物誌」・作者のことば
「これは犯人当てゲームをめざした小説で、私としてははじめてといっていい試みだけに、だいぶ難産した。矛盾が出てきたり、犯人がたやすく割れてしまうとすれば、私の無能の致すところで、やむ得ないが、フェア・プレイだけは、できるだけ努力したつもりである。」
本年はこれで最後の更新となります。スマッシュ・ヒッター・多岐川恭の作品を紹介いたしましょう。一つは「異郷の帆」、もう一つは「変人島風物誌」です。前者は時代小説としての面白さ、後者は本格推理としての楽しさが魅力です。私個人はこの2作品では「異郷の帆」を取りますが、人により様々でしょう。残念ながらどちらも新刊で出てはおりませんが、古書での入手は容易です。
「異郷の帆」帯よりのコピー
「外人に許された唯一の居留地、長崎出島の平穏を破る連続殺人事件。密貿易と切支丹の特殊地帯、島全体が一つの密室ともいえる状況の中で、事件は謎の凶器と手口を求めて紛糾する。長崎出島の独特の風俗とエキゾチズムを鮮明に浮彫にしつつ、現代的な感覚と文体で展開する著者久々の書き下ろし本格長編推理小説。」
「変人島風物誌」・作者のことば
「これは犯人当てゲームをめざした小説で、私としてははじめてといっていい試みだけに、だいぶ難産した。矛盾が出てきたり、犯人がたやすく割れてしまうとすれば、私の無能の致すところで、やむ得ないが、フェア・プレイだけは、できるだけ努力したつもりである。」