2007年08月

流星塵

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最も身近に見られる宇宙からの物質のお話です。「流星塵」というのをご存知でしょうか?。流星の燃え残りですね。大きさは数ミクロンから数十ミクロンです。流星を見た方はあんなに明るいのだからさぞや大きい物体が飛来しているのだろうと思われるかもしれませんが、意外に流星となる宇宙の塵は小さいといわれています。大きさは1mm程度です。ビー玉クラスになるともう火球といわれる非常に明るい流星になると思われます。

地上から約100kmくらいから大気との摩擦で燃え始め、大きさにもよるのですが約50kmmくらいで燃え尽きるといわれています。ところでその燃え残りを探すのはどうするのでしょうか?。プレパラートなんかにグリセリンなどを塗って、屋外に一日放置します。これを回収してひたすら光学顕微鏡で探します(笑)。色んな埃やチリが見えますがその中にほぼ完全な球形のチリがあります。これが流星塵です。顕微鏡さえあれば出来る作業ですが、けっこう検鏡にヒマがかかる地味でしんどい作業です(笑)。

写真は流星塵の走査型電子顕微鏡写真(多分1000倍くらい)です。イラストの方は母彗星と群流星のでき方ですね。関係ないですが最近、卓上型走査電顕ってあります。

皆既月食

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ちょうどいい時間の皆既月食でしたが、あいにくと薄曇でしたね。もうほとんど終りかかった頃に帰ってきたのであまり良く見られませんでした(笑)。いいわけ程度に写真を撮りましたが、露出オーバーですね。皆様はご覧になられましたでしょうか?

「ロンサール詞華集」よりマチスの挿絵

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たまにはこちらのフォルダも更新しないといけないと思い取り上げました(笑)。マチスは色んな本の挿絵もたくさん残しておりますがそのひとつです。残念ながら普及版の印刷ですが、元はリトグラフです。一応、別の本からサインだけ写真に取りました(笑)。マチスは私の大変好きな画家です。

近松秋江全集

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こんばんは、皆様、三頌亭店長です。八木書店から出た「近松秋江全集(全12)」はいずれ読もうと思っているもののひとつですが、いかんせん単価が高かったので入手しきれておりません。刊行から時間がたって大分古書の値段も下がってきたので安ければ欲しいと思っています。また図書館で読んでしまうのもひとつの手ではあるなと思っています。

近松秋江というと「黒髪」のシリーズが素晴らしくて痛く感心したものでした。「別れたる妻に送る手紙」、「疑惑」、「狂乱」、「霜凍る宵」など私小説に近いものなのですが少し違うタイプの傑作群でしょう。当時は情痴文学などといわれましたが、連綿とした書きっぷりがたまらない代物です(笑)。そういえば紀行文の「旅こそよけれ」も読もうと思いながら読んでないことを思い出しました。

松本清張短篇総集

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こんばんは、皆様、三頌亭店長です。最近在庫が払底してネタに困っております。というわけで手近にあったこの本で・・(笑)。松本清張という人は書きまくってますのでどれが良いやら選ぶのに困ったりします。もう今では以前ほどの人気は無いのかもしれませんが・・。

長編なら「点と線」や「ゼロの焦点」、「砂の器」等等、多くの代表作もあることと思います。ところが多くの刊本を差し置いて、清張の精髄としていつも薦める本は写真の本です。頁数にして1060頁、大変分厚い短篇集ですが、非常にいいところが集まっていてこれ以上の刊本はないのではないかと思っています。現在は文庫本でバラバラに収録されています。

追記:学生時代によく署名入りのものを見ましたが、買わなかったのが残念です(笑)。
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