2006年09月

河原で鳥見

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少々、仕事が忙しくなるとこんなことをしてみたくなります。大型の双眼鏡(20x80)をもって河原でバードウォチングをしてまいりました。あいにくの満潮で鳥たちは川辺に避難してました(笑)。潮が引くと餌を漁りにたくさんやってくるのですが・・。コサギやゴイサギばかりですこしさみしいですね。対岸では3匹のカラスが飼い猫をいじめていておかしかったです(笑)。賢いというか、カラスがはびこるのは無理はないなと思わせるシーンでした。

河原ではいつもはボーグ77EDを使っているのですが、今日は双眼でビクセンの20X80を使ってみました。臨場感があって楽しいですね。ただ逆光でコントラストが落ちるので植毛紙でフードをつけるとバッチリです(笑)。ニコン18X70とかフジノン16X70とかも使ってみたのですが、色収差が結構目立つので結局ビクセンを使っています。センターフォーカスである点も使いやすい点です。安めの80mmEDのものがあれば欲しいなと時々思います。

追記:架台をセットするのはめんどうですが、セットしたあとは素晴らしく快適に鳥見ができます。

アンドレ・ブルトン集成

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こんばんは、三頌亭店長です。今日は未完の作品集のことを思い出したので・・。1970年ころから人文書院より刊行がはじまった「アンドレ・ブルトン集成」は一時期多くの書店にでも置いてあったものでした。結局この集成は完結することなく絶版になってしまいました。グリーンとグレーで統一されたデザインは大好きな装丁のひとつでした。裏に印刷されたピカソ描くところのブルトンのポートレイトがいかにも尊大な法王といった感じで、彼の性格をよく表しているのもお気に入りでした。ポンピドゥーセンターでブルトンの特集が組まれ、電話帳ほどのカタログがでましたが、それとて呼び水にはなりませんでした。今後、「シュルレアリスムの法王」ブルトンの全集が出ることはないのかもしれませんが、この本を見ると当時の熱気を感じます。

泉鏡花「蜻蛉集」

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こちらのフォルダもたまには模様がえしないと飽きてきますね(笑)。写真は國文堂書店(大正9年刊)の泉鏡花「蜻蛉集」です。見返しは雪岱の木版画で三方金です。「妖剣紀聞」などの中短編集でした。緑の布装が綺麗で好きな本でした。このクラスも今では到底手が出ないことになってしまって、それだけが残念です。
人様のサイトで申し訳ないのですがこちらで読むことが出来ます。
http://www.geocities.co.jp/Bookend/7025/yokenkbn/yokenkbn_r_00.html

フリッツ・ラング資料

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こんばんは皆様、三頌亭店長です。以前から三頌亭シネマ館の方の話題にと考えていたものなのですが、整理が悪いために資料が上手く見つからずお蔵入りしていた話題をです。今日は軽く指摘程度にとどめましょう(笑)。

「亡命者のハリウッド」という言葉がありますが、戦後のハリウッド映画をよく見ておりますと非常に多くの外国人がスタッフに登場します。映画監督ひとつをとっても、戦後の名画の監督の中でアメリカ生まれのアメリカ育ちを見つけるのは案外と難しいことが分かるでしょう。

フリッツ・ラングもそのひとりです。現在ではアメリカに渡ってから撮られた映画より、サイレント映画「メトロポリス」の方が有名でしょう。サイレント末期を飾る大作です。ハリウッドで撮られたBムービーは割合注目されることがありませんでしたが、ヌーヴェルバーグの連中達によって現代的な評価を与えられ今日にいたります。

「死刑執行人もまた死す」や「暗黒街の弾痕」を見たのはいつだったか忘れましたが、かなりなインパクトがあり戦中・戦後のラング作品をすべて見ようと決心したものでした。「ヒッチコックなにするものぞ」といった感じでした(笑)。

筑摩書房からでた「映画監督に著作権はない」は「ラストショー」や「ペーパームーン」で有名なピーター・ボグダノビィッチがフリッツ・ラングに戦中戦後の彼の作品について聞き書きしたものです。トリフォー=ヒッチコックのラング・ヴァージョンといったところです。「飾り窓の女」は1944年のラング作品、ショーン・ベネットの妖しい魅力が光る傑作でした。


ハルボウ(ラング夫人)の「メトロポリス」が見つかりませんので、H・H・エーヴェルスの「プラークの大学生」を入れておきます。戦前のドイツの光学産業は世界一の技術を誇っておりまして、ドイツの映画産業のかつて隆盛と無縁ではないことも付け加えておきます。

ニコン18x70IF・WF

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そろそろ、秋の星座が見える季節になってきました。写真はニコン18x70IF・WFとフジノン16x70MTです。ニコンのほうは去年の終わりに買ったのですが、もう大分使ったのでインプレをしてみたいと思います。

7cmクラスの双眼鏡は2kgもあって、重さは超重量級です。私の今の環境ではこのクラスを手持ちで使うのがたいへんいいですね。重いし、手ブレ対策が大変ですが・・。5cmだとちょっともの足りないかというところでしょうか。

ニコン18x70IF・WFですが見掛視界が72度もあって、現行のニコンの双眼鏡の中では最も広い機種です。そのため最外周は少し星像が歪曲します。しかし、ほとんどの視野で星像はピンポイントですし、何よりも広い視野は気持ちがいいです。昼間使うと色収差がかなりあることがわかります。これはビクセン20X80やフジノン16x70MTなどよりも強いです。不思議と海を見たりしているときは気になりません。海事用にできているのかもしれませんが・・。

総じて重さを我慢すれば星見には面白い機種だと思います。ただしこれから購入しようという方はフラットナーの入ったフジノン16x70FMTの方をお薦めしておきます。性能はほぼ互角ですが、アイピースが大きく覗きやすいです。実売価格も大分ニコンより安いようですし・・(笑)。

この季節ですと口径7cmの双眼鏡でM33が確認できる場合に望遠鏡を出すことにしています。私的な目安です。参考までにこのクラスの双眼鏡を使うときの支持の仕方を写真に載せておきます。このような支持の仕方で、ゴム見口を調節して眼鏡に少し押し当てるようにします。そうするとブレが少なくなって何とか使えます(笑)。眼鏡をかけてない方には向かないですが・・。
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