「おぐりちゅうたろうって何の作家?」とカミさんがのたまった(笑)。トッポジージョ(古っ)じゃあるまいし。「それはおぐりむしたろうって読むんです」・・・。というわけでやっぱり今日は小栗虫太郎です。
推理小説の世界では何をかいわんやの有名人なので解説は省きます(笑)。個人的な人となりは割りと好きな作家で、近松秋江のようなことはございません。でその作品や如何?
実は理系の商売をやっている割には、ちょっと凝った推理小説のトリックになると殆ど理解不能というスカスカの脳細胞の持ち主なわけですねえ、私は(爆)。例えばカーなんかは「皇帝の嗅ぎ煙草入れ」ぐらいが関の山、最近出た「第三の銃弾」なんかは何が凄いのか何処がトリックなのかよくわからん・・というような体たらくです(笑)。
したがって小栗虫太郎の小説なんかはどこが推理なのかトリックなのか殆ど分からないわけで、「きゃー!、法水さんてカッコイイ」とか「薀蓄スゴーい!」の世界でありまして、わたしにとってはもっぱらその雰囲気を楽しむ小説なのであります。
この人に関してはネタバレも何もあったもんじゃございませんので、例えこの人が犯人だなんて説明してもらってもわかりません(爆)。そんな私が選ぶ小栗作品はなんでしょうか?
えーまず、「白蟻」(なんとか防虫とか連想してはいけません(笑))「完全犯罪」、それと本格以外の秘境もの冒険ものですね。因みに「黒死館殺人事件」なんかは、黒死館の珍奇な調度類を見ながら薀蓄を聞いて廻るのが主たる目的なので何処から読んでもよろしいです(笑)。
とはいうもののこのタイプの作家は他にはいないユニークな人です。肩肘はらずに拾い読みからはじめるというのが小栗作品に親しむ一番の手ではないかと思っております。
ところでテキストですが、沖積社から桃源社版の複製本が出ておったのですがまた品切れらしいです。そこで古書ですが桃源社版を入手するのがいいかもしれません。写真は桃源社版の3種です。お薦めは箱入りでないタイプのものが長持ちしやすくいい本です(比較的安い)。また、昭和ミステリ秘宝より「二十世紀鉄仮面」(小説+雑文集)がでておりまして、これと合わせますと現在読むことの出来る小栗作品のほぼ大半ということになります。
推理小説の世界では何をかいわんやの有名人なので解説は省きます(笑)。個人的な人となりは割りと好きな作家で、近松秋江のようなことはございません。でその作品や如何?
実は理系の商売をやっている割には、ちょっと凝った推理小説のトリックになると殆ど理解不能というスカスカの脳細胞の持ち主なわけですねえ、私は(爆)。例えばカーなんかは「皇帝の嗅ぎ煙草入れ」ぐらいが関の山、最近出た「第三の銃弾」なんかは何が凄いのか何処がトリックなのかよくわからん・・というような体たらくです(笑)。
したがって小栗虫太郎の小説なんかはどこが推理なのかトリックなのか殆ど分からないわけで、「きゃー!、法水さんてカッコイイ」とか「薀蓄スゴーい!」の世界でありまして、わたしにとってはもっぱらその雰囲気を楽しむ小説なのであります。
この人に関してはネタバレも何もあったもんじゃございませんので、例えこの人が犯人だなんて説明してもらってもわかりません(爆)。そんな私が選ぶ小栗作品はなんでしょうか?
えーまず、「白蟻」(なんとか防虫とか連想してはいけません(笑))「完全犯罪」、それと本格以外の秘境もの冒険ものですね。因みに「黒死館殺人事件」なんかは、黒死館の珍奇な調度類を見ながら薀蓄を聞いて廻るのが主たる目的なので何処から読んでもよろしいです(笑)。
とはいうもののこのタイプの作家は他にはいないユニークな人です。肩肘はらずに拾い読みからはじめるというのが小栗作品に親しむ一番の手ではないかと思っております。
ところでテキストですが、沖積社から桃源社版の複製本が出ておったのですがまた品切れらしいです。そこで古書ですが桃源社版を入手するのがいいかもしれません。写真は桃源社版の3種です。お薦めは箱入りでないタイプのものが長持ちしやすくいい本です(比較的安い)。また、昭和ミステリ秘宝より「二十世紀鉄仮面」(小説+雑文集)がでておりまして、これと合わせますと現在読むことの出来る小栗作品のほぼ大半ということになります。