週刊少女コミック・1972年4月23日号

こんばんは,皆様,三頌亭です。少女漫画・定期便です。1972年ごろの週刊少女コミック。竹宮恵子さんの「もうっきらい!」が本当に初期の絵柄なので面白いです。残りの連載作品はすべて単行本化されたので読んだ方もいらっしゃるかもしれません。個人的には灘しげみさんの「出席をとります」が懐かしかったりします。かつてあったコミックスも「カプリの真珠」以外すべて絶版になっているのが少し残念です。

 

 

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貝塚ひろし「柔道讃歌」

こんばんは、皆様、三頌亭です。たまにはこんな漫画でもというわけでえらんできました(笑)。年齢制限付きで大変恐縮でございます。梶原一騎原作、貝塚ひろし画という取り合わせですが、「巨人の星」と「侍ジャイアンツ」と同じく、「柔道一直線」の双生児として生まれた梶原一騎原作の漫画と言っていいでしょう。しかしながら、荒唐無稽さにおいては梶原作品の中でも一頭群を抜いているのではないかとひそかに思ってきました。前時代的メンタリティと次々と出てくる柔道技の奇抜さは漫画の表現にふさわしいものだと思われます。

設定について言えば梶原作品には珍しくスーパーマザコンの主人公のおかあちゃんがものすごいです(笑)。大変美人なのはさておくとしても、かつての「講道館の女三四郎」という前歴の持ち主で父子鷹ならぬ母子シャチ(笑)というのが異例です。いまならオリンピックの女子柔道でぶっちぎり金メダルでしょう(笑)。

このマンガ、連載は週刊少年サンデーでしたが、単行本化が若木書房のコミックメイト全16巻でした。三頌亭も通して読んだのは70年代も後半になってからでした。若木書房が80年代に倒産して長い間読めなくなってしまっていたのが大きくてマイナー作品となってしまっていました。割と最近になって漫画文庫になったのですが、あえなく途中で途絶。ついには紙バージョンでは完全版はコミックメイト版のみとなってしまいました。ただebookとして全エピソードが収録された版が売られております。

連載が終わってからアニメーションにもなりましたが、いまだにDVD化はなされておりません。子門真人の「やあ~っ!!」という声高い掛け声が印象的な主題歌で始まるのを良く憶えているのですが、まあなんですね、今見たいという人も少ないでしょう。因みに少し調べてみたらBSで全話放映されたことがあるようです。

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週刊少女コミック・1972年12月24日号

こんばんは,皆様,三頌亭です。今年最後の少女漫画定期便です。週刊少女コミック・19721224日号で表紙は竹宮さん。単行本・未収録?(だと思います)の「ホットミルクはいかが?」ですが、普通のラブコメですね。絵の感じがその後のものと少し違うところがイイでしょうか?。上原きみこさんはこのころの看板作家でしたね。竹宮さんは上原さんのアシスタントやったことがあるらしくその時のお話を何かで描いているのを読んだことがあります。すずき真弓さんのまんがで後まで残っているものとしては虫プロがアニメ化した「さすらいの太陽」でしょう。当時としてはなかなかのストーリーテラーぶりを発揮していたようです。

 

 

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